建築士が考える手抜き工事をさせない方法
今回は第4回、「住んでいる人に安全な家」についてです。
【第1回】家を建てるのに安全、安心な土地とは【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35727/
【第2回】安全、安心な家の構造は何かについて【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35728/
【第3回】安心して長く住むための家を作る【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35729/
【第5回】泥棒、空き巣に強い家を作る方法【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35731/
冬、部屋と廊下、浴室、トイレなどの温度差が大きくなるとヒートショックの恐れがあります。
階段には転倒の危険があり、結露を生じる壁はカビの原因になります。
今回は、このような危険を避けて、毎日の生活を安全に過ごすための家つくりについて考えてみます。
まず、最初にヒートショックや結露について。
暖房や換気などの対処方法もありますが、なんといっても重要なのは断熱性の向上です。
壁には充分な断熱材を入れて、窓は断熱ペアガラスサッシ。
単純なことですが、これらをちゃんと計算していない家もあります。
断熱性能を考えてきちんとした設計をすれば、これらの不満は解消される筈です。
【参考】光熱費を安く、冬を暖かく過ごす家
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/32904/
次に転倒防止について。
階段の角度は、できるだけ緩やかにしましょう。
45度以下の角度にすれば、上り下りも楽になります。
(その分、スペースをとりますので、小さな家では難しいのですが・・・)
転倒した後、転げ落ちないようにするなら、直行階段より折り返し階段の方が良いかもしれません。
使いやすい手すりは、もちろん必須です。
家の中の段差は、なるべく無くすこと。
特に気をつけるのは、数センチの小さな段差。これはつまづく原因になります。
お風呂場、玄関の三和土など、水が掛かる可能性のある部分の床は、滑りにくい素材にすること。
引き戸を使うときは、手を挟まないようなクローザがついていると良いですね。
・・・こうやって書いてみると、生活の安全というのは、毎日の快適性にも通じるものがあります。
安全性に配慮した家を意識すれば、快適な生活をおくることができる家になるのではないでしょうか。
※細かい点に配慮した建具や住宅設備は、日本のメーカーの方が多いような気がします。
(地震時の扉のロックとか、滑らない浴室床など)
デザインでは魅力的な外国製建具、建材ですが、安全性を第一に考えるのなら、日本の製品の方が有利かもしれませんね。
◆ 関連コラム / 目次 ◆
寒さ対策(窓ガラスやサッシの断熱対策)
【1】おすすめの床暖房について
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/23832/
【2】木製サッシ/輸入断熱サッシ(3重ガラスサッシ)
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/24096/
【3】二重窓/内窓/障子/雨戸
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/24104/
【4】「冬を暖かく過ごすことができない住まい」とは?
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/24173/
光熱費を安く、冬を暖かく過ごす家
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/32904/
光熱費のかからない家/スマートハウス
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/32991/
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家を作るときに考えて欲しいことについて、こちらのページに纏めてみました。
テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25680/
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