高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる(家を安全に、安く建てるポイント)
今回は第2回、構造的に安全な家についてです。
【第1回】家を建てるのに安全、安心な土地とは【安全な家を作る方法】
【第3回】安心して長く住むための家を作る【安全な家を作る方法】
【第4回】安心して生活できる家を建てる【安全な家を作る方法】
【第5回】泥棒、空き巣に強い家を作る方法【安全な家を作る方法】
家の構造には在来木造、ツーバイフォー、鉄筋コンクリート、鉄骨造、プレハブなど、いろいろなものがあります。
どの構造が一番安全なのか・・・これは一概にはいえません。
基本的な考えとして、きちんと構造計算された家は、どんな構造であれ安全だといえます。
現在の新築住宅で、確認申請、完了検査が行われた家は、すべて構造計算で安全が確認されているのが前提ですので、ちゃんと検査が行われている限り、安心していただいて構いません。
ただし、木造住宅2階建て以下の住宅では、確認申請時に構造計算書の添付が必須ではない場合があります。
このような家では、必ず、構造計算書、構造検討書を見せて貰うようにして下さい。
これらの計算書がない家は、住むのに不安が残ります。
【参考】地震に強い家
以下は、個人的な意見になりますが・・・
過去の震災被害をみる限り、地震に強いといえる住宅の構造はプレハブ、鉄筋コンクリートでしょうか。
(鉄骨、ツーバイフォーも地震に強いと思われますが、住宅での施工件数が少ないので・・・)
さらに長期的な構造的安全性を求めるなら、構造的に無理をしないつくりになっているものが良いと思います。
構造的に無理があるものとは、たとえば、極端な片持ち梁、極端な大開口などですね。
軽いプレハブ構造、あるいは丈夫な鉄筋コンクリート構造で、きちんとした設計、施工監理が行われていれば、構造的には安全と言えると思います。



