シャワールームの設置費用、使い勝手、問題点について
今回は家を建てるタイミング、「いつ家を建てたら良いのか」について、税金などの面から考えてみます。
ニュースなどで報道されているとおり、現在のところ、消費税は2017年4月に10%と増税になることが決まっています。
住宅の価格が2000万円なら、消費税2%アップで40万円、税金が高くなります。
(土地購入には消費税はかかりません。ただし、不動産手数料には消費税がかかります)
この増税に備えて「家を建てるのなら早めに!」というPR活動を行っているハウスメーカーもあるようです。
消費税アップを見越して、家を建てるのなら早めに契約するのが良いのか???
私は、「何十年も住む生活場所なのだから、じっくりと考えて建てた方が良い」と考えています。
家を建てるタイミングは、「生活の中で家が必要になるとき」です。
家族構成、子供の成長などで、家が必要になったとき、それが家を建てる最適なタイミングです。
一度建てたら何十年も住む、生活の基盤となる場所です。
増税に煽られて、あわてて建てるのが良いとは思いません。
今後何十年も生活を行う場所を作るのです。
1年でも2年でも、じっくりと考えて決めて下さい。
もうひとつ税金の話でいえば、考えておきたいのが「住宅ローン減税」と「生前贈与」でしょうか。
住宅ローン減税は平成28年入居の場合、10年間で最大控除額400万円です。
最大年間40万円の減税になるのですから、これは大きな金額ですよね。
住宅ローンを利用される方は是非、活用してください。
ご両親からの住宅資金援助に関する「生前贈与」ですが、これも毎年のように制度が変わっています。
その年の制度、条件設計によって変わってきますが、最大数千万円の非課税枠がありますので、利用予定のある方は、条件等をよく調べてみてください。
税制については毎年のように制度が変わる上に、ギリギリにならないとその年の制度が発表されません。
家を建てることが決まれば、最新の情報を入手して、上手く減税、控除制度を活用して下さい。
税理士さんに相談するのも良いかもしれません。
家を建てるタイミングについて、もうひとつ・・・
住宅施工会社さんの話によると、増税を見越した建築の問い合わせが増えてきているようです。
これは低金利も影響しているのかもしれません。
私は「じっくりと考えて建てた方が良い」派ですが、世間の流れとして、そういう傾向があることはお伝えしておきます。
上記を踏まえて、今後3年以内に住宅を建てようと考えているのでしたら、情報収集などについては、そろそろ動き始めた方が良いかもしれません。
「慌てて家を建てる」ことはオススメしませんが、「家を建てることを決めた」のでしたら、ここ1、2年の税制動向を見ながら、そろそろ家つくりを具体化させていくべきでしょうね。
「家を買う」のは直ぐにでも出来ることですが、「家を建てる」のには時間がかかります。
家を建てる工事だけなら数ヶ月で完成しますが、「自分の家」を実現するには、プランニングから完成まで1年くらい掛けた方が良いと思います。
来年、再来年に家を建てたいと考えている方は、そろそろ情報収集やプランニングなど、具体的に動き出すタイミングだと思います。
慌てずじっくりと、「自分の家」を作ってください。



