高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる方法(傾斜地を購入するとき注意すること)
【1】土地探し編はこちら
【2】土地購入編はこちら
【3】事前調査編はこちら
【4】建築会社選び編はこちら
【5】見積編はこちら
【6】施工編はこちら
【7】費用編はこちら
長々と書いてきましたが、いよいよ完成編です。
住宅の新築工事は、建設会社の施工が終わり、役所あるいは指定検査機関の完了検査を受け、「検査済証」を貰ってから施主が使用できるようになります。
(それまで、荷物などを運び込むことは出来ません)
ちゃんと完了検査を受けて「検査済証」を貰わないと、登記、住宅ローン実行などで不都合が生じますので、完了検査はきちんと受けましょう。
完了検査、業者からの引き渡しが終わったら、いよいよ自分の家。引っ越しの手配、スケジュールを決めていきます。
そして、引っ越しまでに済ましておきたいのは電気、電話、ガスなどの開通手続き。
これらは申し込んでから日数のかかるものもありますので、早めに手配した方が良いでしょう。
また、立ち会いが必要なものも多いので、日程も確認しておいてください。
郵便局への転居通知も忘れずに。
表札も、ちゃんと付けておきましょう。
登記を行うと、自動的にやってくるのが固定資産税の調査です。
殆どの自治体では、調査員が家に訪問してくると思いますので、これもスケジュール調整が必要です。
このとき、工事内容を書いた書類(工事契約書など)の提示を求められることが多いので、忘れずに用意しておきましょう。
最後に、住宅ローン実行についての注意事項です。
「住宅ローンの審査が下りたら一安心。あとは家の完成とローンの実行を待つだけ」・・・と思いがちですが、実際には工事完成までにも資金計画を立てなければならない場合があります。
それは、工事費の中間支払いが有る場合です。
自己資金が潤沢にある方なら問題ありませんが、資金の大半を住宅ローンに頼っている場合、工事代金の中間支払いに困ることがあります。
一般的に、住宅ローンは工事完成後にしか実行されないので、工事代金の中間払い時には住宅ローンのお金が下りません。
この段階では、いくら審査が下りていても、住宅ローンを使えないのです。
このことは融資を行う金融機関の方も解っているようで、そのための「繋ぎ融資」を用意していることもあります。
しかし、この繋ぎ融資は住宅ローンとは別に申し込まなくてはいけないし、住宅ローンより利率も高くなります。
せっかく、ローンの審査が終わっているのに、面倒な話です。
工事費の中間支払いの時あわてずに済むように、工事代金支払いの時期と金額については、施工会社とよく確認しておきましょう。



