住んでからわかる失敗、イライラポイントとは【シャワーに関する不満】
マンションや建て売り住宅を「買う」のではなく、自分の家を「建てる」こと。
今回から何回かにわたって、家を建てるまでの流れを書いていきます。
※関連コラム「神戸の建築士から関西で家を建てたいと思っている人へのアドバイス」
土地購入編
事前調査編
建築会社選び編
見積編
施工編
費用編
完成編
建築家と一緒に家を建てることを基本に説明していきますが、手順としてはハウスメーカーや工務店でも変わりませんので、既に建築会社が決まっている人も参考になるかと思います。
今回は第一回として、まず【1】土地探し編です。
既に土地を購入済み、相続した土地がある人は別として、家を建てるには、まず、何処に住みたいかということを考えることから始めるのが良いと思います。
何処に住みたいか、というのは、要するに「どんな生活をしたいのか」と同じ意味になります。
「どんな生活をしたいのか」・・・これはひとによって違うでしょう。
たとえば都心部に近くて便利な都会の生活と、緑が多くて静かな郊外の生活では、建てる家も、探す土地の対象も違ってきます。
もちろん「良い土地」の意味も、全然違うでしょう。
ここを具体的にイメージしてください。
さらに通勤事情もあるでしょうし、お子さんがいるのなら学区や通学事情も気になるかと思います。
今住んでいる場所のコミュニティを離れたくないとか、将来は親の介護の問題が・・・などという事情もあるでしょう。
今、そして将来、どんな生活をしたいのかをなるべく具体的にイメージして、そこから土地を探すエリア、近隣のイメージを固めていきましょう。
予算も重要です。
家を建てるための予算とは、土地、建物だけでなく、引っ越し費用やカーテン・家具の購入費、税金や保険、ローン手数料などを含んだものになります。
これらを考慮した上で、土地の予算が決めなくてはいけません。
予算次第で土地の広さが変わり、大体の家の大きさも決まってきます。
理想の生活のイメージを具体的に想像し、それに必要な広さを考え、住みたいエリアを決める。
もちろん予算の範囲内で。
生活のイメージが具体的に想像することが、家を建てる最初のプロセスになると思います。



