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松田美穂プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

本物の道具を使う経験

松田美穂

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金槌を使った経験はありますか?
今、小学生のアトリエ、クラフトクラスでは釘を打って作品を作っています。
1、2年生の生徒さんたちには軟らかい木をご用意し、金槌を使う楽しさを味わっていただくことを目標に自由な釘打ちを体験してもらっています。
3、4年生さんからは目的をもって釘を打ち作品にしていきます。
重い金槌を使って真っ直ぐに釘を打ち込む難しさ…
最初は「打ち込む」感覚が分からず、釘の頭を、打つというより撫でるといった様子で何度打っても釘が入っていかず、すぐに「疲れた~」となきごとをいう場面もありましたが、回を重ねるにつれ、要領がわかるようになり、斜めに入っていく釘を器用に打つ方向や力のかけ方を変えて真っ直ぐになるよう調整していく姿も見られるようになりました。

実際に金槌が使われている場面を間近に見る機会も少くなっています。
まして、本物の道具を使い、「ちょっと釘を打ってみようか」と気軽に出来る環境や機会はなかなか無いのではないでしょうか?
子どもの頃に体験し、その時に味わった感覚や感情は、技術の習得とは別に、何かしらの種となって、記憶のベースに蒔かれることとなるの でしょう。

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