アイアンの飛距離アップ
スウィングの分析
ドライバーのフックに悩むMさん
Mさんは60代前半。中肉中背の男性です。
お悩みはドライバーがフック(左に曲がる)こと。
そこで先日、滝野カントリー俱楽部 迎賓館コースでラウンドレッスンを行いました。
結論から言えば、テイクバックでのクラブを上げる角度を勘違いされていました。
では解説していきましょう。
1・2・3の左手の甲の向き(黄色い枠で囲った部分)をご覧ください。
きれいに45度を保っているでしょう? 最初、ここが地面に対して90度になっていたのです。
つまり『手で押し上げていた』のですね。
ここの角度を修正した以後のMさんのショットは、ご本人曰く『こんな球見たことない!』というほどきれいなドロー(真っすぐ飛び出し、左に曲がる)ボールになり、距離も240ヤードを超えるものが何発かありました。
特に2の写真を見ると、手の甲の向きとフェースの向きが一致しています。
これでは狂いようがないですね(笑)
4でも手の甲が飛球線方向を向かず、しっかりタメができています。
フェースの向きもあっていますね。
だから5ではこんな素晴らしい、真っすぐなインパクトができるのです。
6ではスウィングセンターとグリップエンドがそろっていますね?(黄色い線)
7⇒8⇒9ではヘッドがフラットな軌道からアップライトに上がっているのが分かると思います。
これはヘッドがインサイドアウトに振られているために起こっています。
だから5での真っすぐなインパクトで球は真っすぐに飛び出し、このフェースのターンでフック回転がかかっています。
以前の写真と比べると、格段にきれいなスウィングでありフィニッシュになっています。
この日Mさんは、『すごく充実したレッスンでした。毎月1回、ラウンドレッスンをお願いします』と言ってくださいました。
指導者冥利に尽きますね(笑)
Mさん。毎月開催いたしますから、一緒に頑張りましょうね!