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エラーは修正点を教えてくれる宝物です

2019年7月11日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:初心者のためのゴルフレッスン

コラムカテゴリ:スクール・習い事

初ラウンドの緊張感とナイスショット

今回始めて本コースをラウンドしたYさんです。
Yさんは20代前半の、小柄な女性です。
ゴルフを始めて半年弱。ショートコースにも何回か行って練習を重ねてきました。
小柄ですが大変パワフルなショットを放つ方で、前半の最終ホールでは180ヤードもかっ飛ばしました。
もちろんアプローチやパッティングの距離感はまだまだですから、スコア的にはダブルボギー+アルファでしたが、このパワフルさで捻転と手の動きが一致したら220ヤードも夢ではないな?と感じさせてくれる初ラウンドでした。
では解説していきましょう。

1ではテイクバックが低くフラットに上がっているのがはっきりと分かります。
また黄色い矢印で示した右ひじが、本来なら胸の上に来ていないといけないのですが、まだわき腹にあります。
フェースも画面に向かって正面を向いているはずのものが、真後ろ(画面上で言うと左)を向いていますね?
2ではしっかりと体重が右に動いています。
しかし体を使い過ぎているので、黄色い矢印で示した右ひざが伸びてしまっています。
この右ひざが伸びてしまうと、抑えが利かなくなり右腰がどこまでも逃げていってしまうのです。
だから3では右股関節の上にあればいい体重軸が、右のつま先まで来ています。
とはいえ、この状態の捻転は素晴らしいです。

4では右ひざが伸び、右腰が逃げているため背中まで見えてしまっています(黄色い矢印)
実はこの3から5までは3コマではなく、もっと連写のコマ数がかかっています。
つまり上げすぎているためヘッドがいい位置で収まらず、引っ張られてしまっているのです。
だから5ではまるで静止しているように見えますね?ここまで引っ張られてようやくヘッドの運動エネルギーが位置エネルギーと釣り合ったのです。
だから6では引き戻すためにパワーが必要で、そのため黄色い矢印で示した左ひじが曲がっています。
また体を使って引っ張り戻さないといけないくらいヘッドが行ってしまっているため、体全体が左へ突っ込もうとして左ひざが右ひざより低くなっています。

7では本来あるべき位置を示す赤い線と、実際の位置を示す青い線のズレが振りかぶり過ぎを表しています。
8では2のミラーですごく低いところから手が出ているのが分かりますね?
左ひざも皆さんが見ても分かるくらい下がっているでしょう?
9になると青い線は、左肩から右のつま先に向かってかしいでいます。
また白い枠で囲った部分のコックは既にリリースされており、フェースはかぶっています。

10になると青い線の傾きは一層きつくなり、フェースも上からかぶって入ってきています。
これではインパクト時にはロフトが小さくなり、球は上がりません。
11を見るとここからさらにかぶりますから、球が上がらないのは推測できると思います。
そして12ではフェースが開いていますね?
これはインパクトから先は、ヘッドが走るのではなく体と一緒にクラブを動かしているからです。
それはスウィングセンターとグリップエンドをつないだ青い線を見れば良く分かると思います。

13では白い枠で囲った部分のコックが逆方向になっています。
だから14・15では赤い線の所まで来ていないといけないシャフトが寝たままです。

これだけのエラーをしながらも、初心者で小柄な女性が160ヤード以上を飛ばしてくるというのは、実はすごいことなんです。
15のフィニッシュではきれいに左足一本で立てているでしょう?
やはり体幹が強いのだと思いますが、伸びしろだらけだな!と感じさせてくれます。
まずは低いテイクバックを直しましょうか。
そこからどんどん先に進んでいけることと思います。

いかがでしたか?
小柄でも飛ばせます。エラーは修正するポイントを教えてくれるありがたいものです。
飛ばないとか曲がるとかでお悩みでしたら、一人では解決できませんよ。
悩んで解決できないとか、遠回りをするくらいなら是非オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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