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コラム
アンダースペックなクラブを使っていると、クラブにスウィングを壊される危険があります
2018年11月14日 公開 / 2021年3月1日更新
スウィングの分析
アンダースペックなクラブを使っていたHさんの場合
軽すぎるクラブを使っていたため、スウィングが壊されてしまっていました
今回は、前回のMさんと一緒にラウンドレス」させて頂いたHさんです。
Hさんは、最近まで軽すぎるクラブを使っていました。
レッスンを受けるうちに、そのことをご理解下さり、新しいクラブを作らせて頂きました。
しかしまだ前のクラブの癖がちょくちょく顔を出します(苦笑)
これから解説していくスウィングは、辛口ですが逆に『伸びしろがたっぷりある』とも言えるのです。
では分析と対応を解説していきましょう。
申し訳ありませんが、今回上手くテイクバックから撮れず、ダウンスウィングからの写真になっています。
1では体の軸が『くの字』になり、青い線の所に軸があります。
クラブのフェースも開いているのが分かると思います。
これはテイクバックの時、以前のクラブが軽かったため、体の回転で上げるのではなく『手で垂直方向に押し上げる』癖が出てしまったからです。
今のクラブでこのような上げ方をしてしまうと、手でこねる形となり、2のようにベルトのバックルが動かず(紫の線で囲った部分)手だけが下りてきます。
これは腰がスウェイしているからこうなっています。
また2では右ひじが外側の下向き(オレンジの矢印)に向かって下りているのが分かると思います。
手でこねているため、コックが保てずリリースが早くなっているせいなのですが、逆にこのひじがコックがほどけるのを早めているとも言えます。
つまり上に上げているにもかかわらず、インサイドからヘッドを出そうとし過ぎているのです。
ですからこの時(2の写真)フェースは完全に開いてしまっていますね?
3ではまだバックル(紫の線で囲った部分)が前を向いたままです。
回転ではなく、体が水平移動しているのが良く分かる1枚です。
4では右の手のひら(紫の線で囲った部分)が、斜め上を向いているのが分かりますか?
オレンジの矢印の方を向いていますね。
なので5では、斜め上に向かって振っているため、左ひざが伸びてしまっています。
この時点でもまだ手のひらはオレンジの矢印の方に向かっています。
6でもまだバックル(紫の線で囲った部分)が見えているでしょう?
つまり手の動きに対して、体の回転が遅いということなのです。
ではどうしたら良くなるのでしょうか?
Hさんの場合、ご自身が思われているよりうんと『アウトサイドイン』にテイクバックし、ダウンスウィングする必要があります。
今までの軽すぎたクラブが体の捻転を忘れさせ、手でこねてしまうスウィングにしてしまったからです。
新しいアイアンは、このエラーを持ったままでは打てないように作ってあります。
アイアンが求める軌道を作ることができれば(もちろん作れますが)このような『手打ち』は影を潜め、もっと飛距離の出る正確なショットになってきます。
Hさんの学習意欲はすさまじく、分からないことがあるとすぐに質問してこられます。
素晴らしいと思います。
これからも、今まで通りのペースでレッスンを受けられれば、スウィングが改善されるのはすぐだと思います。
皆さんも、ご自分に合わないクラブのせいでスウィングを壊されていませんか?
『クラブなんてなんだっていいんだ! 上手くなってから考えろ!』
こんな風に言う人って周りにいませんか?
たしかに上手くなるには練習が必要です。
しかしそれには、時間も費用も掛かります。
あり余る時間とお金を持った方なら、どんなクラブで練習しようが=遠回りしようが上手くなれます。
しかし一般の方の場合、そこまでの練習時間も取れませんし、お金もかけられないはずです。
ならどうするか?と言えば、自分のスウィングを良くしてくれる=自分のタイミングで打った時に、最高のパフォーマンスを出してくれるクラブを選ぶのが近道です。
クラブによってはスウィングを壊してしまう危険もありますよ。
『上手く打てない』とお悩みでしたら、それは本当に自分のスウィングがおかしいからだけなのか?と疑いを持ちましょう。
そして、あるいはクラブが壊しているのかもしれないと疑ってみてください。
オーシャンゴルフアカデミーでは、無料体験レッスンの時にクラブの診断も無料で行っております。
どうぞお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。
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