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ミスショットは改善の第一歩です

2017年5月24日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:スウィングの分析

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今回の生徒さんはKさんです。
Kさんは、ラウンドレッスンを受けられるのは初めてとのことです。
スタート前に私はKさんに申し上げました。
『うちの練習場ではしないようなことをコースではやります。それを確認し、どこをレッスンで修正すればいいかを確かめるのがラウンドレッスンの意義だと思ってください。だからスコアは気にしなくていいんですよ。』と。
Kさんは素直に聞いて下さり、いわゆる『エェかっこ』をしようとせず、きちんと普段のラウンドでやらかしてしまっているミスを見せてくれました(笑)
ではスウィングの解説に入っていきましょう。
赤い線は本来あるべき位置。青い線は実際の位置。紫の線で示した部分は、注意して見て頂きたいところです。

まず1の紫で囲った部分を見てください。
全然コックが使えていませんね?
これはセットアップの時にグリップの位置が高く、左腕とシャフトが一直線になってしまっていたために起こりました」。
コックができていないため、体の右サイドが突っ張ってしまい体が回転せず、手が上に上がってしまっています。
だから2ではグリップが頭の後方にまで上がっているにもかかわらず、体重が傾いてしまっています(青い線)
3ではベルトのところに記した赤い線と青い線に注目してください。
ヒン来なら赤い線のようになるべき腰のラインが、逆方向(青い線)に傾いています。
俗に言う『伸び上がり』です。

伸び上がりがあるため、4ではヘッドがアウトサイドイン下りてきています。
そして紫の線で囲った部分を見ると、すでにシャフトがリリースされており、ここでしなってしまっています。
5では体重が大きく右に残り、体の回転が止まっているため左に引っ張っています。
体重が右になるので、6の紫の線で囲った左足は地面から浮いてしまっています。
これでは距離も出ないし、方向性も悪いですね(苦笑)
7は・・・あまりにもお気の毒なので解説は割愛します(笑)

さんざん厳しい言葉を連ねてきましたが、じつはラウンドレッスンに限らず悪い部分を見せてくれないと。私としては直しようが無いのです。
ですから今回のKさんの連続写真は、大変にありがたいものなのです。
皆さんもレッスンを受ける際は、『エェかっこ』しようとせず、どんどんミスをしてください。
その方が速く修正プログラムを作れますから(笑)

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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