飛距離アップのためにはフォーアームローテーションが有効です

深田洋史

深田洋史

テーマ:ラウンドレッスン

フォーアームローテーション
スウィングにおける、前腕の旋回運動の重要性
ローテーションができれば、飛距離も方向性も上がります

今回は、先日『しあわせの村 すずらんゴルフ場』でのラウンドレッスンから、スウィングの分析と解説をしていきます。
すずらんゴルフ場は、パー4がも3つあるミニコースで、パーは30です。
今回の生徒さんはTさん。年齢は60代半ば。がっちりした体格をされています。
では解説をしていきましょう。
(赤い線は本来あるべき位置。青い線は実際の位置。注意して見て頂きたいところです)

1では、赤い丸の所にあるべきスウィングセンターが右にずれています。
これは左手で押しているから起こっています。
そのズレが、2で右ひじの曲げの遅さ(ヒンジングのミス)につながっています。
ここで右ひじがしっかりと下向きに曲がってれば、クラブが体から離れていくことはありません。
つまり体の近くでクラブを操作できるということなのです。

3でもまだ右ひじが左ひじに隠れきっていないでしょう?
右ひじが伸びて、押してしまっているため4では体重が右に載り切れず、体がやや左に傾いているのが分かりますね?

しかしここからがTさんの本領発揮です。
左に傾きつつも、しっかりと体重を左に移し、右手でクラブを押し込んでいます。
5の写真では、その捻転がはっきりと出ていますね?
そして6です。5では左手の甲が正面を向き、6では右手の甲が正面を向いています。
左右対称になっているのが分かりますか?
この切り返しからの右手の押し込みが、フォーアームローテーションを生むのです。
ただ理想を言えば、テイクバックで右ひじが曲がっていれば、フォローでシャフトは縦に上がってくるのです。
残念ながら、テイクバックのエラーのせいでフォローでのヘッドの動きが遅れています。
フォーアームローテーションができると、クラブのプレーンはブレが少なくなり、またグリップの速度とヘッドの速度に大きな差が生まれますので飛距離も伸びます。
フォーアームローテーションのやり方には幾通りかありますが、左手で引っ張ろうとするとインパクトからフォローで右手の甲が下を向いてしまう方が多いように感じます。
左肩を支点に引っ張ってくるので、体が左に突っ込んでしまい、手の甲が下を向いてプッシュアウトになることが多いのです。

一度自分で試していただくのが良いと思いますが、個人的にはTさんのように右手を押し込む=たたんだ右ひじを、ボールに向かって直線的に伸ばしてゆくようにされる方がやりやすいのではないかな?と、感じています。

Tさんのエラーというか、小さなミスは『テイクバックのハーフウェイでのヒンジング(右肘のたたみ)不足』です。
ここさえ修正できれば、Tさんのお悩みである『ドライバーの球が上がらない。引っかけ気味である』というところが直ってくると思います。
皆さんも飛距離アップ、そしてスコアアップのためにフォーアームローテーションができるようになりませんか?
オーシャンゴルフアカデミーでは、皆さんが上手くなるお手伝いをさせて頂いております。
気軽に『無料体験レッスン』を受けにお越しくださいね。

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深田洋史
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深田洋史(スポーツインストラクター)

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