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体重移動(ウェイトシフト)が苦手な方は、頭の残り過ぎも疑ってみましょう

2018年9月4日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:飛距離アップ

コラムカテゴリ:スクール・習い事

体重移動ができない人は、頭を残し過ぎていないか?を疑ってください
頭を残すというのと、頭が左に残るのは意味が違いますよ

今回は、Tさんの奥さんです。
場所は同じ『しあわせの村 すずらんゴルフ場』です。
奥さんでは呼びにくいので、Hさんとしましょう。
Hさんは、アプローチが大変お上手なんですがドライバーの距離が出ません。
いってみれば『長いクラブが苦手』なんです。
今回はそのあたりを重点的に解説していきましょう。
(赤い線は本来あるべき位置。青い線は実際の位置。紫の線は注意して見て頂きたいところです)

1の写真でお分かりの通り、最初から頭がボールの左にあります。
そして2では、左肩を支点にして『回転』ではなく、上にクラブを挙げています。
この上げ方、実はバンカーやアプローチの時の上げ方なんですね。
軸を動かさず、肩の動きだけで打つやり方なんですよ。
でもこの動きでは、体重が右に移動しないので長いクラブ=遠くに飛ばしたいには向きません。

3では完全に頭が左に残り、軸が傾いています(青い線)
しかしHさんの右ひざをご覧ください。
全く割れていないでしょう? 一見するとオーバースウィングに見えますが、これはHさんの柔軟性からくるものなので、大きな問題ではありません。
もちろん、傾いている分は行き過ぎになっていますけどね(笑)
4では、傾いたままダウンスウィングに入っているため、ヘッドがクロスの位置から下り始めています。
シャフトのしなりは大変すばらしいのですが、軌道がチョッと残念です。

5では既にコックがほどけています。
傾いた軸でダウンスウィングに入っているため、前さばきができない状態で振らざるを得ないのです。
だから6では、赤い線の方を向いているべきスウィングセンターが手と一緒に廻ってしまい(紫の矢印)ヘッドが加速できていません。
また左サイドに余裕がないため、左のかかとが浮いてしまっています(紫の線で囲った部分)
Hさんのエラーは、『頭を動かさなすぎる』ことです。
軸の動きに合わせて、頭の位置が動くことは悪いことではありません。
動かさなすぎることによって、左に突っ込んでしまうこともあるからです。
だからHさんのように、体重移動で悩んでいる方は『チョッとくらいなら、頭は動いてもいいんだ!』くらいに軽く考えて、しっかり左肩が右の股関節上に載るまで頭を動かしてみましょう。
実際Hさんは、この2ホール前ではドライバーで少しダフリましたが150ヤード以上飛びました。
しかし前のホールでは、ドライバーのティーショットは、綺麗に球が上がって飛んで行ったにもかかわらず、130ヤードくらいしか飛びませんでした。
それは、前のホールでは左肩が右の股関節の上にまで動き、しっかり捻転で=体重移動ができて打てたからです。
この前のホールでは、腕力だけで打っているので、綺麗に当たっているようでも飛距離は出ませんでした。
飛ばないと悩んでいる皆さん。
飛ばないのは、スウィングプレーン(軌道)だけの問題ではないかもしれませんよ?
体重の掛け方、動かし方でも飛距離と方向性は変わってきます。
鏡の前でスウィングプレーンの確認をするのもいいでしょう。
右足一本で立って、左に体重を動かしながら打ってみるのもいい練習法です。
でも本当に困ったら、是非オーシャンゴルフアカデミーで無料体験レッスンを受けてみてください。
きっと貴方が気づかなかったエラーが見つかるはずです。
どうかお気軽にお越しくださいね。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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