年末のご挨拶
電話やメールでの、ゴルフに関するお問い合わせ
最近『ネットって凄いなぁ』と思うことがあります。
このところ、このコラムを書いているせいもあるのでしょうが、遠方からのお問い合わせを頂くことが増えました。
ほとんどのお問い合わせは、真面目な質問（以前書いた、マナー＆ルールなど）ですが、時には困った方もおられます。
今日は、そんな困った話をいくつかしていきたいと思います。
まずお電話やメールの問い合わせで、一番困るのは『私に合ったクラブは？』というものです。
私は『スウィングを拝見していないので、お答えしかねます』としか言えません。
しかしそれでも『いや、持ち球はこんなで、ヘッドスピードはこうなんで、合うクラブを教えてください』と言いつのる方もあります。
これって本当に困ります（苦笑）
私はティーチングプロであり、クラフトマンです。
私がクラブを推奨する時は、万全の自信をもって＝スウィングの分析をして・・・でないとできません。
それを申し上げるのですが、『いや、そこを何とか』と言われる方もあります。
もしオーシャンクラブでお買い上げくださるのなら、まだ動画を送って頂いて・・・とかの対処もできますが、『いや、買うのはこちら（問い合わせ主さんの在所）で』と言われます。
ということは、無料でアドバイスだけもらいたい。購入は別の店でするということです。
『すみませんが、スウィングを診ていない方にクラブをお勧めすることはできません。』
そういう対応しかできないですよね？（苦笑）
またいきなりメールで動画を送ってきて、『スウィングの分析をしてください』という方もありました。
どうやらこのコラムでやっている『スウィングの分析』を見て、やってもらえると思っておられるようでした。
『コラムのスウィングの分析は、生徒さんのレッスンの一環としてやっております。またラウンドレッスンのアフターフォローというか、サービスとしてやっているものですから、いきなり送られてもできません。』と返すと、『誰でも無料で受けられるんじゃないんですか？』と来ました。
どこでそんな思い込みをされたのでしょうか？（笑）
『動画でレッスンしても構いませんが、無料ではありませんよ。レッスン料をお支払い下さるのでしたら、分析もしますし修正点を見つけて直すこともさせて頂きます』
そう送りましたら、『面と向かい合ってのレッスンじゃないのに、お金を取るんですか？見損ないました！』と、返ってきてそのまんまです。
レッスンは私の仕事であり、コラム上で分析をさせて頂いている方々は皆生徒さんです。
きちんと料金を支払われてレッスンを受けて頂いている方ばかりなのです。
プロに『タダで教えろ』というのは、飲食店に入って、タダで飯を食わせろと言っているのと同じことだと、なぜ気づかないんでしょうか？
ネットに『お役立ち情報』を載せているからと言って、それは無料でレッスンしますというのとは意味が違います（笑）
それに『体験レッスンは、初回に限り無料』と謳ってはいますが、それはここにおいでいただいての話です。
遠隔レッスンいたしますとも、ましてタダですなんて言っていません。
以上、対応にも困ったという2例を書きましたが、95％以上の方からのお電話やメールは、まじめで紳士・淑女なものです。
ここに書いたような方は、ほんの一部です。
紳士・淑女の方々の中には、とてもお訪ねになれない遠方から、あらかじめこちらの条件を聞かれた上で、動画を送ってこられ、スウィングの分析を依頼し、クラブをご注文下さる方もいらっしゃいます。
そういう熱心な方ですと、こちらも熱が入ります。
何しろ目の前でレッスンできないわけですから、分析にもいつも以上の時間をかけ、クラブのチョイスもその方の動画には出ていないであろう『クセ』まで考えてしないといけません。
熱くさせてくれます。職人魂に火がつきます（笑）
どうか皆さん、常識的に考えて行動してください。
真面目なお問い合わせであれば、可能な限りきちんとお返しします。
非常識な問い合わせなどには、こちらもそれなりの対応で返さざるを得ません。
私はレッスンのプロであり、クラブの職人です。
真面目な話には、私にできる最大限の対応をさせて頂きます。
どうかそんな対応のできるお問い合わせや質問をお送りください。
お願いいたします。
