まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ神戸
深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(ふかだひろふみ)

オーシャンゴルフアカデミー

お電話での
お問い合わせ
078-431-3727

コラム

コースに対する姿勢のお話です

ゴルフ

2018年6月5日 / 2018年8月14日更新

コースはプレーヤー次第で、難しくもやさしくもなります。

前回は、初心者の方向けのマナーをやりましたので、今回は中・上級者向けの、マナーというかモラルについてお話ししたいと思います。

先日あるコースでの昼食時、隣のテーブルにいた人がビールをひっかけながら、とあるコースの悪口をいっぱい言っていました。
どうやらその人、そのコースでひどいスコアだったらしく、『なぁ!ひっどいコースやろ!』を連発され、同席者の人たちに同意を求めます。
勝手に耳に入ってくるのですが、私はいい気分ではありませんでした。
私もそのコースを知っていますし、プレーしたこともあります。
確かに狭いですし、OBも出やすいコースではあります。
しかし、コース自体に悪口を言っても仕方がありません。
例えば、左ドッグレッグのミドルで案内看板には、『山の中腹に立っている的が目印です。ここを狙ってください。』とありました。
ドンピシャで的の上を打って行ったのですが、角を曲がってみるとボールがありません。
そうです。220ヤード以下の飛距離であればこの的狙いでいいのですが、それ以上飛ぶ場合は突き抜けてしまうのです。
そのことが看板には書いてありませんでした。もし距離の表示があれば、私は7番ウッドでティーショットしました。しかしそれはコースそのものが『悪』というわけではありません。運営側の怠慢によるものです。
このように、『手入れが悪い』とか、『組数を入れ過ぎだ』とか『案内が不十分だ』とかの、運営側の不手際に対してなら言いたくなるのもわかりますが、コースそのものはプレーヤー次第ですから。
しかしその人が言っていたのは、主として『狭い』だの、『ドッグレッグが多い』だの、『OBばっかり』だのといった、レイアウトに対する文句でした。
もしドライバーをのびのび振りたいのであれば、そういったレイアウトのコースを選んでラウンドすればよいのです。
また、スコアにこだわるのでしたら、そのホールの戦略意図を感じ、スコアをまとめられるクラブを選択し、自分が立てたコース攻略法に従って攻めればよいのです。
スコアが悪かったことを、コースのせいにするのは自分の技量(コース戦略を含む)を棚に上げて、恥ずかしげもなく『自分は悪くない』と言っているようなものです。
それはプレーヤーとして、してはいけないことだと私は思います。
スコアが悪かったのなら、自分の技量を反省し、コース戦略を立てられなかったことを反省し、次回同じコースでプレーする時は、こういう風に行こうと思う。
前向きなプレーヤーであれば、そうあるべきだと思うのです。
運営側の不手際でOBが出てしまうようなホールについては、立ち向かいようがありませんが、二度とそのコースに行かなければ済む話です。
かつて、あるプロがトーナメントで『こんなくだらないコース』という意味のことを言って、委員会から叱られたことがあります。
プレーヤーたるもの、レイアウトやセッティングに文句を言ってはいけないのです。
内心どう思っていようが、少なくとも口に出してはいけません。
昔、故杉原輝夫プロが、「ジャンボが2オン狙えんようなロングはあかん!』と言われたのとは意味が違います。
故杉原プロは、ジャンボ尾崎さんのような日本を代表するロングヒッターが、レイアウト上2オンを狙えないというのは、観客(TVの視聴者)の興を削ぐ。
プロ。しかもジャンボみたいなロングヒッターがどう攻めるのか?を観たいのだ。
そう言われたのです。
プレーヤー自身の感情的な発言と、ファンの視線に立った大所高所に立っての発言とではおのずと意味が異なってくることは、お分かりになると思います。

ゴルフは、自分とコースとの戦いです。
難しいコースもあれば、比較的楽なコースもあります。
それをどう感じるかは、プレーヤー次第であって、コースそのものに善悪はありません。
もちろん手入れのいいコースもあれば、ろくに整備のされていないコースもあります。
ゆったり廻れるコースもあれば、ぎゅうぎゅうに詰め込んで待ち時間だらけのコースもあります。
しかしこれらは、運営上の問題であって、コースそのものに罪はありません。
罪があるのは、管理運営する人間の方なのです。
管理上、運営上のことで『あそこはなぁ・・・』というのは分かりますが、自分のスコアをコースのせいにするのはやめましょう。

先だってあった、日大アメフト部のタックルの件を例にとってみます。
記者会見をした日大DLの選手は『判断できなかった自分のせいです』と、一切指導者を批判しませんでした。
やったことは悪いことですが、真摯に反省し、自分の言葉で話し、誰のせいにもしない彼の姿に、ある種のすがすがしさや、潔よさを感じたのは私だけではないと思います。
批判する言葉を誘導しようという質問が多かったマスコミの方が醜悪でしたね。
もし彼が指導者を批判していたら、どうだったでしょうか?
あれほどすがすがしく、潔く見えたでしょうか?
ただの罪のなすりつけ合いにしか見えなかったのではないでしょうか?

スポーツマンシップとは、誰のせいにもしない。
自分の行動に自分で責任を持つということでもあります。
コースのせいにするというのは、悪いスコアを誰かのせいにするのと同じことです。
純粋にプレーを楽しみたいじゃないですか。
ならばコースのせいにしたりせず、常に自分と戦っている方が、すがすがしく潔くって楽しいとは思われませんか?
全てのプレーの責任は自分にあります。それがゴルフでしょう?
目標は良いスコアであっても、目的はスポーツを通じての人格形成であったり、心から楽しむことだと思います。
目標と目的をはき違えてしまうと、ゴルフという素晴らしいスポーツが、スコア至上主義のつまらないものに成り下がってしまいます。
自分と戦い、コースと戦う。
ゴルフという素晴らしいスポーツを、心から楽しもうじゃありませんか!

この記事を書いたプロ

深田洋史

深田洋史(ふかだひろふみ)

関連するコラム

深田洋史プロのその他のコンテンツ

Share

深田洋史プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
078-431-3727

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

深田洋史

オーシャンゴルフアカデミー

担当深田洋史(ふかだひろふみ)

地図・アクセス

深田洋史プロのその他のコンテンツ