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エラーの理由と改善法

2017年3月15日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:ラウンドレッスン

コラムカテゴリ:スクール・習い事

先日のラウンドレッスンの様子をアップします。

参加者はKさん(写真A)、Mさん(写真B)、Tさん(写真C)です。
それぞれにエラーの理由があり、似たようなエラーであってもそれぞれに対処法は異なります。
では解説していきますね。

Kさんからです。

Kさんは、A1からA2まではグリップの位置とスウィングセンターが一致しており(グリップと胸をつないだ赤い線)、上体の捻転も体重移動も問題ありません。
だからA2とA3の紫で囲った手の甲の向きとフェース面が一致しているのです。
ところがA4では体の限界以上に捻転しようとしているため、手の位置がスウィングプレーン上からはずれて、上方向に行ってしまっています。
そのためA5では体の回転速度に対して、手の振りが遅れてしまいこの位置でシャフトがしなってしまっているのです。
A6では体重が右に残っているのがわかりますね?
これを修正するためには、A3の位置がトップになるようにテイクバックを訓練すればいいです。
そうすれば振り遅れは少なくなり、インパクトで最大のしなりを得ることができるようになるでしょう。

次にmさんです。

Mさんは、B1の位置がトップなら言うことなしなんです(笑)紫で囲った手の甲とフェースの向きが一致していますよね? 
ところがB2まで行ってしまっているので、ダウンスウィングで左肩が下がりKさんと同じく振り遅れの状態になっています。
Kさんよりは遅いタイミングではありますが、KさんのA6とMさんのB5は似た形で体重が右に残っています。
ただMさんの場合はKさんと違い、テイクバックを上げすぎないようにするのではなく、B2でもっと右に載れるようにすれば修正できます。そうすればB3でシャフトのしなる位置が青い線から赤い線の位置に変わるはずです。



Tさんは・・・申し訳ありません。シャッターを切り損ねてフォローからの写真しかありません(-_-;)
Tさんはテイクバックをインサイドに引っ張り込み過ぎており、トップが極端に低くなっていました。
そのためダウンスウィングからインパクトに欠けての軌道が強烈なインサイドアウトになっており、それをフォローでインサイドに引っ張ってこようとするためこのような形になってしまっています。
Tさんはセットアップとテイクバックの軌道を修正すれば、飛距離はそのまま、あるいは伸ばしたうえで方向性をアップさせることができるでしょう。


皆さんも練習場だけでなく、現場でスウィングをチェックしてみませんか?
練習場では上手くいくのに、コースではなぜかできない。
その答えはコースで診てみないと分らないタイプのエラーかもしれませんよ?

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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