ラウンドレッスン

深田洋史

深田洋史

テーマ:スウィングの分析

昨日はTさんとSさんのラウンドレッスンでした。
Tさんの目標は、年内に90を切ること。
Sさんの目標は、とりあえず120を切ることです。
スコアを言ってしまえば、Tさんは91、Sさんは122でした。
しかしまぁ・・・後半は土砂降りの雨、しかもラスト4ホールは豪雨のなかでしたので仕方のない部分は大いにありましたけどね(苦笑)
フェアウェイは轟々と流れる川。バンカーは池。グリーンはカエル用のプールのようなありさまでしたから(笑)

ではお二人のスウィングをチェックしてみましょう。
まずTさんからです。

1で右足を踏ん張りすぎているため、2のトップで体重が右に乗り切れていません。
そのため3のダウンスウィングでインサイドから手が降りてきてしまい、振り遅れになっています。
フィニッシュでも体重が右に残っているのが良くわかりますね?
これは、テイクバックで慎重になりすぎてゆっくり上げすぎていることに起因します。
もう少しリズミカルに、いわば反動で一気に上げることをマスターすれば治るでしょう。

次にSさんです。

Sさんは、まだ初心者なので上手くいかないことの方が多いです。
1のアドレスの時でも硬いのが伝わってきますよね?(笑)
2の写真なのですが、これはSさんのスウィングとは関係なく皆さんに見て頂きたくて載せました。
シャフトって、テイクバックの初動だけでもこんなにしなるものなんですよ!
ほとんどのゴルファーの方は感じておられないでしょうけど、慣性モーメントというのは、実はこんなに大きなものなんです。
話がそれました(笑) 3では左肩が下がり、体重軸も右に傾いているのがわかります。
だから手首がこの位置でも直角にならず、開いて上がってしまっています。
4では右ひざが伸びきっており、右腰が逃げてしまっています。
さらに5では、限界を超えて上げているため完全なオーバースウィングになってしまいました。
6はいいように見えるかも知れませんが、実はこれ振り遅れなんです。
本来ならもっとグリップエンドが降りてきていないといけないんですよ。
だから7では右に押し出すプッシュアウトが鮮明に写ってしまいました。体重も右に残っていますよね?
で、8では左のつま先が開き、ターゲット方向を向いてしまっています。
まぁしかし、ここがフィニッシュの位置ならまだいいのですが、実際にはオーバースウィングの裏返しで9のようなフィニッシュになっています。
左足の向きがセットアップ時とは逆になってしまっていますよね?
それでもSさんは凄く頑張ってラウンドをしました。
1発で出なかったバンカーはありませんでしたし、アプローチ等でもインパクトを緩めることなく、しっかりと振っていました。
トリプルボギーを目安にやりましたが、いくつかボギーも拾えましたし、最終的にはトリプルペースよりも4打少なく上がることができました。
繰り返しますが、後半はトーナメントなら中断もしくは中止になるコンディションでしたので、お二人ともすごく頑張ったと思います。

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深田洋史
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深田洋史(スポーツインストラクター)

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