占い師の広告宣伝・集客手法の紹介
習い事教室で生徒さんを集める際、気をつけたいこと、そして、募集方法についてお話ししたいと思います。
生徒さん募集の際、気をつけたいこと
習い事教室の運営には「生徒募集」が大きな課題になります。
教室を始める際もそうですし、すでに教室を始め数年たっていても重要な課題です。そして、その際大切なことは、「自分の教室の良さをアピールすること」と言われます。もちろんそれに間違いはないのですが、ただアピールは「生徒さんを集めるためのアピール」という点を忘れないようにしましょう。
どういうことかと言えば、たとえばスイーツのお店を開く際、「○○○コンクール優勝のパティシエのお店!」というアピールはお店の宣伝として効果的でしょう。しかし、スイーツ教室の生徒さん募集にとって、同じように効果的かと言えば、そうは言えないところがあります。
その教室に興味を持った人がすべて「スゴイ!ぜひ、この教室で習いたい」と思うかどうか、ということです。なかには「そんなエライ先生の教室でやっていけるかな」と気後れを感じる人がいるかもしれません。
習い事教室で何かを習おうとする生徒さんの気持ちには「月々の月謝を払っても習いたい」という気持ちと、「月々の月謝を払ってまで、ちゃんと教室に通って続けていけるだろうか」という二つの気持ちがあります。
この場合の「生徒さんを集めるためのアピール」としては、「①ご自分でおいしいスイーツを作ってみませんか?」→「②クリーム作りの基本から楽しく学びましょう」→「③○○○コンクール優勝のパティシエがわかりやすく教えます」といった順序が考えられるでしょう。
もちろん、「○○○コンクール優勝のパティシエ」というアピールに反応する方もいらっしゃるでしょう。しかし、気後れを感じさせることは、その時点で間口を狭めることになるのです。
生徒さん募集の要諦は?
「気後れを感じさせない」ということは、就学前のお子さんや小学生のお子さんを持つ親御さんへのアピールについても言えることです。
「子供を水泳教室に通わせたい」とお考えの親御さんがいたとして、お子さんが泳げるようになること、そして体力をつけることを願っていたとします。その親御さんに「ライフセービング競技会優勝経験者がコーチ!」とアピールしても、そのアピールがどれほど届くかは疑問です。むしろ教室の「楽しさ」をアピールするほうが効果的でしょう。
習い事教室で相対するのは「先生」と「生徒さん」です。生徒さんを募集する側にことさら「先生」という身構えがなくともこの関係は変わりません。あるいは、「生徒さん」になってくれるかも知れない人のほうに、そうした関係への意識があると言ってもいいでしょう。
また、習い事教室に通いたいと考えている人は、「先生」だけでなく、「他の生徒さん」の雰囲気もきにしています。つまり、他の生徒さんはレベルが高いのではないか、あるいは、お子さんを習い事教室に通わせとようとお考えの親御さんは「他のお子さんたちと、うまくやっていけるだろうか」ということを気にします。
こうした「不安」は「気後れ」とともに生徒さん募集の大きな妨げになります。
すると、生徒さん募集の要諦は「気後れ」や「不安」といったものを払拭すること、教室に通おう、通わせようという気持ちを妨げるものが、あなたの教室にはないことをアピールすることになります。
「楽しさ」を伝える
習い事教室の、生徒さん募集方法としてまず考えなければならないのは、地域の人に教室の存在を知ってもらうことです。
教室の前を通る人の目にとまるように、看板を設置するのもその一つですが、チラシの配布も有効な方法です。
チラシは手にとって何度も見てもらえるものです。その際、無料体験チケットや無料体験時のプレゼントなどの特典を付けると効果的です。一度、教室を見ていただき「気後れ」や「不安」を払拭してもらいましょう。
生徒募集サイトへの登録など、インターネットを介した広告宣伝も必須です。そして「気後れ」や「不安」を払拭するのに効果的なのがホームページです。教室の様子を写真や動画を織り交ぜて紹介して、あなたの教室の「楽しさ」をアピールしましょう。
しかし、習い事教室は一定の期間続くものですから、教室に通おうかと考えている人は細部まで検討します。レッスン料金や月謝はもちろんですが、教室までのアクセス、駐車場のあるなし、マン・ツー・マンの教室であればレッスン時間の変更は可能かなどを、きちんと説明する必要があります。
教室の楽しさをアピールするとともに細かな説明を行い、見やすいホームページにしようとすれば、やはりプロの力を借りたほうがよいでしょう。
その際も、これから教室に通おうとする人の目線に立ち、「気後れ」や「不安」を払拭すること、そして、なによりも「楽しさ」を伝えることを中心に考えましょう。