結婚相談所での出会いが満足度第2位に。いま、仲人型が選ばれている理由とは

近年、「マッチングアプリ」や「友人の紹介」よりも、結婚相談所で出会った夫婦のほうが結婚生活に満足している
という調査結果が発表されました。
意外だと感じた方も多いかもしれません。しかし、現代の結婚相談所は“条件検索の場”ではなく、仲人が介在するからこそ、お互いの価値観・人生設計を丁寧にすり合わせることができる場所
へと進化しています。
本コラムでは、その実態と、なぜいま結婚相談所の出会いが再評価されているのかを解説します。

1．結婚相談所での出会いが「結婚満足度 第2位」に

2025年、結婚支援企業ZWEIによる全国調査で、既婚男女2,070名に「どこで出会ったか」「結婚生活の満足度」を尋ねたところ、
→ 第2位に「結婚相談所での出会い」（71.4％）がランクインしました。

第1位は「学校・サークル」（75.2％）でしたが、注目すべきは
「職場」「友人の紹介」「マッチングアプリ」「趣味・イベント」よりも高い満足度だったという点です。
参照記事：結婚相談所で結婚した夫婦は「いい夫婦」になれたのか？

2．条件重視ではなく、実は「人柄・愛情」で決まっていた

調査では、結婚相談所で出会った夫婦の 64.6％が「人柄・愛情が決め手」
と回答。
これは、友人紹介やマッチングアプリなど「自然な出会い」による結婚とほぼ同じ割合でした。
つまり、「相談所だから条件で結婚した」のではなく
条件は入り口にすぎず、最後は人柄で選ばれている
のが実情です。

仲人が介入して紹介するため、お見合い前から価値観や将来設計が共有されやすく、「条件以上の相性」を感じるケースが多く見られます。

3．第三者（仲人）が介在するから起こる「すり合わせ」の強み

価値観・ライフプランまで深く話し合える

現代の結婚相談所では、 ・ 経済感覚、 ・共働き希望か、 ・将来のキャリア設計、 ・家事や育児の役割分担 など、結婚後に直結するポイントを、仲人の立場から事前にすり合わせます。出会う時には、ある程度分かりあった安心な中で、相性をみていく訳ですから、結婚のお話はアプリなどに比べてスムースに進みます。

誤解や温度差が少ないから、交際が進みやすい

アプリや職場恋愛では、こうした価値観の話題は「言い出しにくい」「言うタイミングがない」というケースが多く、その結果、交際終了や自然消滅につながることも多いです。
一方、仲人型では
→「そんなことまで聞いてもいいんですね」「最初に話して安心できた」
という声をよく頂きます。
大事なことほど、最初のうちに打ち明け合える中での交際は、想像以上にスムーズなものです。

4．「偏見があるのに支持される」という事実

面白いデータがあります。

※ZWEI 2025年調査より
一見、結婚相談所への偏見はあるものの、実際は相談所のほうが結婚生活満足度が高い
という逆転現象があるのです。

つまり――

5．特に「キャリア志向・共働き希望」の男女に向いている理由

最近は、共働き志向の方が増えています。高収入の方々ほど、お相手の年収にもこだわる人が増えているのが、現代の特徴です。
これらを踏まえて

• 仕事にやりがいを感じている
• 共働きで人生設計をしたい
• 将来のパートナーと価値観を共有したい
• 本気で結婚を考えている

という人ほど、「仲人型」のほうが合っているという訳です。

特に男性からは、
「アプリは専業主婦希望の女性が多く、会話が噛み合わなかった」 「条件より人生の考え方が合う人と会いたかった」
という声が増えています。

アプリでは出会えない人との出会いを結婚相談所という場で求めているのは、面談をしていて感じます。

6．まとめ：結婚相談所は“最後の砦”ではなく“堅実で確かな一歩

かつては「仕方なく頼る場所」「駆け込み寺的なもの」という印象が強かった結婚相談所ですが、
今はむしろ、
効率的に理想の結婚へ近づくための合理的な選択肢
条件ではなく、価値観と愛情を軸に選ぶ“本質的な出会いの場”
となっています。

婚活中の人たちが抱える不安――

仲人との二人三脚でのお相手探しはどこか、安心感があるものです。

最後に

結婚は「条件に合う人」とするものではありません。
将来を一緒に考え、支え合い、人生を共に歩める人と出会えるかどうかなのです
その可能性を高めるには、単なる出会いではなく、価値観を軸にご縁を探す存在が重要
です。

婚活をしていなかったら、こんな人に出会えなかった。
――そう思えるご縁が、ひとりでも多く生まれることを願っています。

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