婚活ゼミ ミドル世代の婚活でみえてくる「結婚すると幸せになれるのか」という永遠のテーマについて
コロナ禍が、婚活業界に及ぼした影響は計り知れない気がしています。
婚活パーティー業者は、コロナ禍で実は、違う業種へ変更していきました。今、コロナ禍が明けても、以前のようなパーティーの件数にはなっていない理由がそこにあります。
そう、街コン業者さんもいなくなり、パーティー業者さんの多くもいなくなった婚活業界です。
そこに台頭しているマッチングアプリ!
マッチングアプリと出会い系サイトの区別がつかないでいた世代からするとびっくりですが、20代の出会う場を失った男女の集う場へとうまく変容しているこのマッチングアプリ。
甥っ子がマッチングサイトで結婚したい女性に出会ったという事案を経験して、もう一度、
このマッチングアプリについて検証してみました。
意外と知らない事実なども発見。
今回のご紹介に至りました。
今後、婚活・お見合いをすべきステージは、マッチングアプリに!
明治安田生命が2022年「いい夫婦の日」にアンケート調整をした結果の中で
■夫婦の出会いのきっかけは「職場の同僚・先輩・後輩」がトップ!
2020年以降の結婚では「マッチングアプリ」が急上昇!
・夫婦の出会いのきっかけトップ3は
「職場の同僚・先輩・後輩」(29.3%)
「友人・知人の紹介」(24.3%)
「学校の同級生・先輩・後輩」(14.1%)と距離感の近い出会いから交際・結婚に発展!
・結婚した年別にみると、「マッチングアプリ」による出会いが2015年~19年に
結婚した人の6.6%から、2020年代以降で18.8%、2022年単年では
22.6%と急上昇!出会いにもアプリが一般的になってきているデータがあります。
先日、堀江貴文氏「今後、マッチングアプリ婚が王道になる」と明言していました。
理由としては、
かつて出会いの場はきわめて限定されたもの。
ひと昔前のお見合いなんてその最たるものだ。親戚のおばさんや職場の上司が、結婚相手の候補を紹介してくれる。もっともそのおばさんや上司のネットワークはたかが知れている。紹介されても、理想の相手にめぐり合うのはまれだろう。でもほかにこれといって出会いの機会がないから、そこで決断するしかなかった。
しかしながら、マッチングアプリなら、コミュニティは一気に拡がる。田舎に暮らしていようが関係ない。そこには結婚相手を求める人がまさしく星の数いるから・・。
先日の1万人アンケートでわかった"マッチングアプリ婚" のその後とこれは、『林先生の初耳学』(毎日放送)が行った調査でその結果が興味深い。
日本の直近5年間の離婚率は6・6%だが、マッチングアプリ経由で結婚した夫婦の離婚率は4・5%だという。
これは、多彩な選択肢のなかから選りすぐりの相手と出会うのだから、離婚率が低いということなのでしょう。
マッチングアプリを使っている年代
消費者庁が、2021年の年末に、「マッチングアプリの動向整理」*を発表しています。
その中で、
結婚相談所サービスでは、担当のアドバイザーがふさわしい相手を個別に紹介する、お見合いのセッティングを行う、
交際に関するアドバイス等のサポートをするといったことが多いのに対し、
「マッチングアプリ」では会員自身が相手を探し、デート等の約束等も行う。
いわゆる「出会い系サービス」では、メッセージの送信ごとに料金が発生する等、従量課金制のサービスが主であるのに対し、
マッチングアプリは月額の定額制が基本であり月額の範囲内で一通りの機能を利用できる等の違いがある。
と説明をしています。
*参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/meeting_materials/assets/internet_committee_220121_0002.pdf
結婚相談所をしていて感じるマッチングアプリを使っている年代ですが、
男女ともに 20代~30代 男性は35歳くらいまで女性は30歳くらいまでが多いようです。
婚活を当結婚相談所でスタートする人たちたに聞くと、
特に女性は30歳の声を聞くと、真剣に結婚したいト考えはじめて、真剣度の高い結婚相談所へ登録をしようと考えるよづえす。
同じように、男性も30歳をすぎると仕事も忙しくなってくることもあり、結婚相談所への登録を考え始めるとか。
年代や住んでいる場所などにもよりますが、そこはご自身のキャリアに沿って検討する余地があるようです。
男性の平均結婚年齢 (厚生労働省 発表*)
兵庫県 30.2歳
大阪府 30.4歳
京都府 30.6歳
女性の平均結婚年齢
兵庫県 28.6歳
大阪府 28.8歳
京都府 28.9歳
参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/marr5.html
推奨は、お住まいの県の平均結婚年齢の参考です。これに近づいてきた、あるいは、超えた時は、結婚相談所での出会いもタイパを含めて考える必要がある時期です。
それに、サポートしている会員の方々でアプリを結婚されている人は、
ご自身の結婚相手の押さえどころを理解している人が多く、その結果、結婚相談所での活動期間も短くお相手をみつけて成婚されていきます。
これは、マッチングアプリの経験が、婚活には有効であるといえると考えられます。
マッチングアプリで活動するときに押さえておきたいポイント
マッチングアプリの利用に当たって消費者が注意すべき事項
*消費者庁からの提言
【マッチングアプリ利用時に注意すべき事項の例】
① 個人情報等を安易に伝えない
②マッチングした相手が信頼できるまで、自宅住所や勤務先等の個人情報等を安易に伝えない。
③外部サービスへの誘導に注意
④SNSや別のアプリ等、外部サービスへの誘導に注意する。アプリ内のコミュニケーションについては運営事業者
による監視等により悪質な行為等の検知が行われているが、アプリ外のサービスは監視等の対象とならない。
⑤ 投資等、儲け話に注意
⑥マッチングアプリを通じて詐欺的なサイトに誘導されたりする消費者被害が生じている。暗号資産や投資を勧めて
くるといった場合には、慎重に判断する。
⑦ 違和感を感じたら運営事業者等に相談
⑧すぐにSNS等の外部サービスのIDを教えるよう求められる、すぐに暗号資産等の投資話を持ちかける、日本語
が不自然等、何らかの違和感や不安を感じたら、マッチングアプリ運営事業者や警察等に相談する。
【実際に会う際に注意すべき事項の例】
① 会う前に質問を行い相手が信頼できるか確認
②実際に会う前に多くの質問を行い、相手が信頼できると確信できるまで確認。
③安全な場所で会うようにする
④ 誰とどこで会っているか、いつ帰るか等について信頼できる家族や友人に伝えておく。
⑤日中、公共の場所等、多くの人がいる場所で会うようにし、移動時も公共の交通手段を利用する。
参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/meeting_materials/assets/internet_committee_220121_0002.pdf
マッチングアプリの難点は、シニア世代の偏見もあり
シニア世代を中心に、マッチングアプリといえば「出会い系アプリ」をイメージし、なにかいかがわしい印象を抱く人もp多くいる。
確かに今も、アプリで出会う人の中に、保険や妙なビジネス勧誘をする人が散見するとも聞きます。
そこは、気を付けるべきところですが、今は、マッチングアプリをしている友人も多くいるので、相談もしやすい環境ができています。何かあれば、相談できる体制を自分でつくり、婚活をするということが大事です。
友人と気軽にスタートするのもよいし、タイパを考えて有償のサポーターとしてカウンセラーや仲人と契約し婚活を進めるのも一考です。
今は、マッチングアプリで出会った若者夫婦の結婚式では、2人の馴れ初めを「共通の趣味を通じて」などとはぐらかしているようですが、そのうち、アプリで出会いましたと堂々と言える日も近い気がします。