【婚活入門】仮交際から真剣交際へいく割合は、なんと9.7%!これってあり?なし?
神戸・三ノ宮で結婚相談所をしている仲人・カウンセラーの自念(じねん)です。
今年23年目となりますが、今までの経験と資格を活かして、キャリアを目指す女性の方々にキャリアコンサルタントもしながら、結婚サポートをずっとしていました。単発で婚活相談・コンサルもしています。そんな中で、最近多いなって思うのは、会社でも「マウント」を意識しすぎる傾向があり、それが婚活にまで派生してしまうことがある、です。
40代目前で外資系企業でバリキャリとして活躍し、部長職を任されるほどの優秀な女性A美さん。仕事に対する情熱と自信が光る一方で、恋愛に関しては5年ほど前に彼氏と別れてからなかなか結果が出ないとお悩みでした。彼女の婚活においては、いくつかの落とし穴が潜んでいるように感じられます。
まず、結婚相談所を利用してもうまくいかないこと(すでに2年活動されているとか)に対する失望感が、新たな婚活手段を敬遠する要因になっているようです。街コンやマッチングアプリに対しても否定的なイメージを持っており、これらの場での出会いを避ける傾向が見られます。A美さんのキャリアと年齢的なことを勘案すると選択されている結婚相談所での出会い探しは、合理的ですし結婚相談所のメリットである自分以外で真剣にご自身の結婚を応援してくれる人がいるという力強さだと思っています。ただ、2年されて成果がでないことにもう少しコミットしてみ良いのではないかと感じます。例えば出会う人の分析や今までの経験で感じていることを掘り下げていく、深堀りしてみることです。
そして、A美さんの婚活におけるコミュニケーションスタイルにも落とし穴があるようです。彼女と話しをしていて感じるのは、「でも」「だって」「・・そうかな」という否定的な言葉を使いすぎるところです。おそらく、婚活をしているときも否定的な言葉の多発で相手を持ち上げることなく、相手の良いところを探すことはなかったように感じます。特に、男性はプライドの生き物であり、否定的な言葉を投げかけられると距離を置いてしまいます。ポジティブな表現を心がけることで、相手との良いコミュニケーションが築けるようになるのです。
さらに、婚活においてはプライドの高さが邪魔をすることもあります。会社の中では年齢を重ねると責任あるポジションにつくことで、「しっかりしなきゃ」という気持ちが強くなり、また「傷つきたくない」という気持ちもプラスされて、男性と張り合ったり、いいなと思ってもそれを上手に伝えられなかったりします。ついつい、お相手に対して否定的な言葉を使いがちになったり、相手の意見に抵抗してしまうことがでてきます。それが、婚活の場でもでてきてしまう訳です。
彼女の婚活話の中で印象的なお話ですが、
弁護士をされている一つ年上の男性であったのですが、第一印象はよかったのです。でも、知識をひけらかすような発言が多くて、なんだか居心地が悪くなってきたんです。会話の中で、弁護士だから年収はかなりもらっていると自慢してきたので、「でもその程度でしたらうちの会社の部長クラスより少ないですね」と言ったら、急に怒り出したんですよ。ちょっと非常識だと思いませんか?
彼女の中では急に怒りだすお相手が非常識極まりないと怒っているのですが、・・・・さて、これはどうなんでしょうね。
この婚活の場で、お相手からしてみては、知識をひけらかしたり年収を自慢しているつもりはなく、ただA美さんに認められたいという一心でお話をしていたのかもしれません。でも彼女にすると、いつものクセで、マウントを取られていけないという思いが動いたのでしょうね。否定するような発言は、少々考えものだったように感じます。
男性は一般的に「プライドの生き物」とも呼ばれるほど、プライドを傷つけられるのを嫌います。
自分に対して否定的な言葉を投げかけてくる女性に対して、なかなか好意を抱けないのが、本音でしょう。
しかし、相手を尊重し、自分を大切にするバランスが、素敵な出会いに繋がるでしょう。
A美さんなど、キャリア女性が陥っている婚活の落とし穴から脱出するためには、まずは自分自身を客観的に見つめ直すことが大切です。会社の中の自分と婚活をしている自分とをオンとオフで切り替える訓練は必要かもしれません。
オフの時は、女性であることを意識してください。
毎回、会話の中に相手を肯定する言葉をいくつか入れるようにしてみてください。そしてそれは、ご自身がへりくだっている訳ではなく、相手の良いところを探していると考えてください。結婚相手を探しているのですから、相手の良いところを見つけることは合理的な婚活です。
何よりも、コミュニケーションにおいては相手を肯定するちょっとした言葉がけが大切です。
会話をしていて気持ちが良い人というのは、ほどよく相手に共感を示し、相手の気持ちをさりげなく思いやるのがとても上手です。反対に、相手を疲れさせてしまうのが、否定的な表現が多い人です。
ありがとうございます。
ごちそうさま
こういった基本的な言葉がけも、お相手の気持ちをほっこりさせるものです。
婚活の落とし穴を乗り越え、幸せな結婚へと繋がる素敵な出会いが訪れますよう