1月17日は、神戸市民にとってはいつまでたっても特別の日です

自念真千子

自念真千子

テーマ:キャリア相談 女性 30才40才代 仕事

1月17日  阪神淡路大震災 あれから20年です。

毎年私は、この日、一つのチャリティーイベントに出席しています。


このイベントは、私の尊敬するカラーアナリストとそのお仲間で開催されています。

今年は記念イベントで、あれからずっと続けてきたこのイベントも今年で一旦区切りとなるようです。
毎年このイベントのチャリティーは、神戸レインボーハウスに贈られています。
今年は、そのレインボーハウスからも出席の方が来られて、
「あれから20年、 あの時親を失った子どもたちが成人となりました」と声を詰まらせ、
「そして、20年毎年、チャリティーをされているグループは、自分の知る限りここ以外には、存じあげないです。
本当に息の長い支援をありがとうございました」と挨拶をされていました。


この様子を見ながら、
ふと自分の20年前を思いだしていました。

私は、この震災をきっかけにもう一度、社会にでて働こうと決心をしました。

それを決心させてくれたのは、震災の1か月あとの父の死でありました。
あの震災の被害者は死者 : 6,434名、行方不明者 : 3名、負傷者 : 43,792名

すごい数字ですが、あの最中ではなかなか実感として湧いてこなかったです。

ただ思いだすのは、
私の父は、震災から約1か月後に亡くなりました。
でも
お葬式は、火葬場の順番待ちで7日間待ちました。
その館ドライアイスを届けられました。
棺は、本来なら、亡き人の体の大きさに合わせての準備をするのですが、規定のものしかありませんでした。

今、思えばすごい状況の中だったんだとつくづくと思いだされます。

でも、これ以上に大変な方も多くいらっしゃいます。
それを胸に秘めて今、頑張っておられる方がいらっしゃるのを、
神戸にいると感じます。

私はこの震災で社会へ復帰しました。
今も、多くの方に助けられながら仕事をさせてもらっています。
何かを成したいとかこうなりたいとかあまり、考えていなかったと思います。

とにかく社会に身をおいて自分のできることをとにかくがむしゃらに、やってきた20年でした。
これからも、多分そうなんだと思います。

今、もし何かに迷っていたら、とにかく一歩ふみだしてみませんか。
案外、なんとかなっていくものです、人生は。

そんな気がしています。

20年の節目にそんな事をつくづくと感じた一日でした。


キャリアを考えるよりとにかく、働くことを考えた私の社会復帰

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