出会ってから結婚まで、どれくらい?(男性編)
【女性の再就職を阻む課題と、その対策1】の続き
これは、寿退社を「良し」とし、女性は「出産・子育て・専業主婦」という役割を担うことで、日本社会が大きく成長してきた「高度成長期の産物」を今尚、引きずる形のようです。これからの日本が少子高齢化の中で成長していくには、女性の活躍を抜きにはほぼ考えられない時代に突入したのだと思います。具体的には、働き始めた女性が直面する問題に103万円・130万円の壁がよく言われます。この制度は、おそらく縮小に向い、それと同時に働くことで所得を得やすいような制度へと移行する気配です。「配偶者控除の縮小」や「保険料を払う年収基準の引き下げ」などは、これを裏付けています。
若い世代には、結婚しても子供ができてもまずは、働き続ける道を探すことがこれからの女性のキャリアデザインのベースとなると話をします。一度退職をした女性たちには、できるだけ早く、社会現場への復帰を提唱しています。現場を離れて主婦歴が長くなるほど、再就職には不利になります。最近の世の中の変化のスピードは速いので、そこに身を置くことで体感ができ、慣れてきます。そして、多くの人の再就職時には、パートからのスタートです。そこで抱える問題が103万・130万の壁となるのです。前述しましたが、世の中のルールが変わろうとしています。自分自身が、扶養枠を外れて正社員で働くことが得か損かと同時に、ルールが変わるであろう5年後・10年後に自分がどうありたいかもしっかりと考えて、選択をしていく勇気も必要ではないかと思います。
MMC(エムエムシー)自念真千子
キャリアカウンセラー 産業カウンセラー
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