8 新規取引先の開拓
前回は、実体験を通して感じた「インターネットの力」の感想を発信しました。
キーエンスは2005年頃に社外向けに情報発信する専門部署を新設しました。
社内向けには「就活生とその親御さんに何をしている企業か広く知ってもらうため」という説明でしたが真の狙いは別にあって、そちらの結果は想定を遥かに上回りました。
当時「インターネットの力」に懐疑的だった自分も「そりゃあ、そこに人とカネを突っ込むよな」と認識を改めました。 そしてこのことを契機に企画・立案・検討の段階で「徹底的に情報収集」するアクションを設けるように改めました。
さて本題です。
今回取り上げる業者は、しっかりしたHPがある25名ほどの加工業者です。
お取引きは20年程で、自治体が発行する中小企業名簿から探し出しました。
売上規模は期待通りに伸びておらず、新規取引先の開拓も全く進んでいない状況でした。専門の営業職はおらず、既存の取引先から途切れることなくやってくる仕事がメインでした。
この企業を社名で検索してみると、こんな状況でした。
・何度もスクロールしてようやくHPが表示される。
・PC画面右上に表示されるgoogle mapでは正しい情報が表示されていない。
→ HPの記載とGoogle Mapに表示される企業情報が不一致
・関係者全員がHPや検索性に無関心の状態が5年以上続いていた。
そのころ当社は「現場改善」のコーチングで現場に出入りしていました。その際HPの件でアドバイスしましたが、みなさんの反応はいまいちでした。そこで当社が替わってgoogleに修正を依頼しました。
結果
・相談から2時間後に修正完了の通知を受ける。 ⇒本当に修正された!!
・4ヶ月後、HPへのアクセルが20,000回に到達したと通知を受け取る。
・Google検索でTOPに表示されるようになった。
★知らない企業から問い合わせが増えた、見積依頼が増えた。
正直な感想です
アクセスされると、そこからなにかが始まるきっかけになります。
検索にヒットし易いことが重要です。
次回
HP作成と解析という観点から最近手掛けた案件を少々ご紹介します。