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植芝亮太プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

薬剤師の将来と薬学の将来(つづき)

植芝亮太

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テーマ:受験全般

元々これら1つ目のグループの大学群は薬剤師免許以外のメリットがあって、それによって人気が支えられていたという事を理解できていなかったと思われます。
バブル景気崩壊後の起こった調剤バブルに胡坐をかいていたかもしれません。そうではなくて調剤バブルと同時期に起こった日本国内での外資系企業の研究所の閉鎖など製薬業界を広く見た構造変化にもっと敏感に反応すべきでした。
他にも他の医療系学部との立ち位置の確認も疎かになっていたと思います。これらの要因が積み重なって、現状に至っています。今本当の岐路に立っています、2つ目のグループと同じ薬剤師評価に依存した評価を受けるグループに移行するのか、差別化して受験生にアピールできるグループを目指すのか。まずはこれらの大学が国家試験対策に全振りして余裕がなくなっていては何も出来る事はないでしょう。つまり受験生目線で考えると、無理してこれらのグループの大学を目指す必要はない、ましてや浪人して1年を無駄にする価値はないというのが自然な判断になると思います。

日本薬剤師会よりも古い日本薬学会の会頭が73代目にして初めて女性になったというニュースがありました。
https://yaku-job.com/column/custom/officer_re-election/?utm_source=chatgpt.com

このニュースの重要な点は、初の女性会頭という事ではなく会頭が純粋な病院薬剤師という事です。薬学における臨床薬学が重要視された結果と考えられますが、薬学部における研究・創薬が相対的に軽視されているとみる事もできます。

薬学部のない大阪公立大学に創薬科学研究科が新設されたニュースと合わせて考えると、薬学部は薬剤師学をメインにする事で多くの薬学部は2つ目の大学群に収束していくしかないのかもしれません。その先には職能の評価に応じた大学の評価しかありません。大学が努力不足でそうなるのは仕方ないと思います。有能な経営者と有能な研究者・教員が多くいての結果です。ただ情報不足の受験生が入学後に後悔するような状況は避けるべきです。

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植芝亮太
専門家

植芝亮太(薬剤師)

こもれび薬局・こもれび理数塾

個々の問題点を客観的に評価し、設定した目標に必要な学習プランを作成。1クラス3名まで、問題の演習に重点を置き、家庭学習のペースを管理。LINEで質問受付あり。学習のみならず受験戦略を個別検討。

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