【マーケティング小噺♯18】 本当の競合は何か?その2
創業時から「難しい」と感じていることがあります。
自分の業務を一言で伝えられないのです。
マーケティングと言うと、いろいろな業務内容を想像されます。
マーケティングほど、広い定義のまま使われているビジネス用語はないでしょう。
マーケティングが多くの要素を含んでいる証しです。
多くの大学で、経営学部や商学部にマーケティングの講義やゼミがありますが、
社会学の要素が非常に大きいと私は思います。
そんな中、ピーター・F・ドラッガー氏の名著「【エッセンシャル版】マネジメント
基本と原則(ダイヤモンド社)」を改めて読み返して、
そこに述べられているマーケティングの定義に、思わず小膝を叩きました。
「マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、
おのずから売れるようにすることである。」(17ページ)
その直前の文章ではこのように述べています。
「これまでマーケティングは、販売に関係する全職能の遂行を意味するにすぎなかった。
(中略)実のところ、販売とマーケティングは逆である。」(17ページ)
顧客価値共創堂の業務はこの「マーケティング」です。