【マーケティング小噺♯15】顧客価値共創堂のマーケティング
会社員キャリア最後の頃、味の素で化成品部に所属しました。
主に電子材料と化粧品原料を担当していて、始めてBtoB事業を担当しました。
その時の経験が、私のBtoBとBtoCの定義を変えました。
今は、BtoC(消費者向け)でもBtoB(事業者向け)でも、提供する商品やサービスが
そのままお客様に使われる事業では、その全てでBtoCマーケティングの考え方を
活用することを勧めています。
最終使用者が、その商品・サービスの自分への価値を基準に購入判断をするのは、
消費者向けでも、事業者向けでも共通です。そうなら、最終使用者にそのまま
使われる商品・サービスは、どちら向けでも「どんな人にどんな価値を
どんな強みを使って提供するか」というBtoCの事業コンセプトが有効で、
認知から継続顧客(ファン)になるまでのプロセスも大きくは同じ流れで計画できます。
材料・原料を提供する事業会社も、その材料・原料が競合よりも最終使用者に
より高い価値、唯一の価値を提供するものであれば、最終商品の価値を
上げることができ、それが顧客に選ばれる理由になります。
「〇〇産XX使用」や「インテル入ってる」が好例です。