Mybestpro Members

桃谷修司プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

【マーケティング小噺#3】 ペルソナに関する個人的考え

桃谷修司

桃谷修司

テーマ:ターゲット


「ペルソナ」とは、自社の製品やサービスの典型的なユーザーを体現する架空の人物像のことです。

私が業務のお手伝いをする際に、顧客ターゲットを明確に設定し、ご本人以上に気持ちを理解することの重要性をお話しすると、「ペルソナを作るんですね。」とおっしゃる方が最近多くて、ペルソナという思考法が浸透しているんだなと感じます。

ところで、私自身は人物像を詳細に描いたペルソナを作ることをお勧めしません。
いろいろある中で1番の理由は「ペルソナが、どんなものを求めているか、新しいアイデアを
どう評価をするか」を想像するのは、結局自分自身だということです。
文章や画像のペルソナが自ら何かを教えてくれることはありません。

私が、顧客理解の最初のステップとしておすすめしているのは、現在の自社ブランドのファン数名を確保して、その人達と継続的に深い対話をすることです。
ファンは現在の自社ブランドの究極の成功事例です。
その人達がどんな人たちで、なぜファンになり、ファンで居続けてくれるのか。

そこに大切にしなければいけない提供価値、自社の強みが含まれています。

新規顧客に意識が行きがちですが、現在のお客様の理解を深めることも同等以上に重要です。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

桃谷修司
専門家

桃谷修司(プロマーケター)

顧客価値共創堂

世界規模と中規模の企業で、新商品・新事業開発を主導。その経験から、大企業のノウハウをベースに、中小企業が顧客ファーストの商品・サービスと販売計画を生み出せるプロセスと組織作りを支援する。

桃谷修司プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

製造業サービス業を価値提供業へ再構築するマーケティングのプロ

桃谷修司プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼