武漢コロナ禍+蒸し暑い梅雨+猛暑をどう乗り切るか?
マンションをリフォームしたいけれど、どこに頼めばいいのかわからない、そんな方は多いと思います。どこに頼んでも大差ない、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、リフォーム成功の鍵は業者選びにあるといっても過言ではありません。今回は信頼できる業者の選び方についてお伝えいたします。
【夏は素足でさらさら、冬はほんのりあったかの杉の置き床生活】
<あなたのしたいリフォームは何でしょう?>
業者を選ぶ前に、お客さま自身が目的意識を明確に持つことが大切です。
リフォームは大きくわけると次の2種類です。
①直したり、新しくしたりするもの
壊れた箇所の修繕や、老朽化した設備の買い替えなどです。
②住み心地を向上させるもの
ライフスタイルの変化に応じたリフォームや、バリアフリー工事、断熱リフォームなどがこれにあたります。
「なぜ、リフォームが必要なのか」目的意識をしっかり持つことで、予算や優先順位などが明確となり、効果的なリフォームが可能となります。
なかには悩みがあるけれど、具体的に何をすればいいのかわからない場合もあると思います。
そんなとき、「言われるがまま」や「任せきり」では「こんなはずじゃなかった」と後悔することになってしまいます。
経験や専門知識が豊富で、お客さまに寄り添い、ご要望に耳を傾け、二人三脚でプランを進めていく業者を選ぶと、手ごたえのあるリフォームとなります。
【木壁としっくいのマンションリフォーム】
<業者選びに失敗するとリフォームも失敗に終わる?>
「仕上がりがイメージと違う」「以前よりも安っぽくなった」「見積以上の料金を請求された」「担当者がよくなかった」など、後悔することがよくあります。
また住みはじめてから失敗に気づくケースもあります。
「キッチンを替えて間がないのに水漏れした」「耐久性がなかった」「断熱ガラスに替えたのに結露が発生する」「壁紙を一新したのに、またカビが発生してしまった」など…。
綿密な打ち合わせが必要なのは言うまでもないですが、表面的なことだけでなく、根本的な問題解決になるようなプランを提案できる業者でなくては、リフォームの意味がありません。
賢明な皆さんは悪質な業者にひっかからないとは思いますが、特定の分野で専門知識が浅い業者もいないわけではないので、業者選びは慎重に行いましょう。
【京町家を彷彿とさせる格子の引き戸を採用したマンションリフォーム】
<多様な依頼先があるため、各業者の得意分野を知ろう>
リフォームの依頼先としては、大手のリフォーム業者、地元の工務店、ホームセンター、大工さん、住宅メーカーのリフォーム部門などいろいろ考えられますが、多くの方はネットで検索されることもあるでしょう。
大規模改修を主にやっているところ、バリアフリーの工事が得意なところ、水廻り専門、デザインにこだわっているところなど得意分野はそれぞれ違います。
信頼できる知人の紹介でも、自分にとっていい業者かどうか分かりません。自分が求めるものと業者の得意分野が合致しているか、担当者との相性はどうか、アフターサービスは?など、自分自身で見極める必要があります。
【木製ドア、玄関横の格子壁と木製内窓のマンションリフォーム】
価格だけで決めるのも問題です。粗悪な素材で手間をかけなければ安い工事が可能です。しかし仕上がりが雑でチープだったり、長持ちしなかったり、満足度が低いことはよくあること。一時の節約が長年のストレスとなる場合もあります。
適正価格で良質な工事をする業者は自社施工事例とともに、詳しいデータなどを示してくれ、納得できる説明をするはずです。
また、どんなリフォームをするにせよ、健康で安心して暮らせる空間にしなければ意味がありません。そこまで考えてプランを提案する業者こそ、信頼できる業者といえるでしょう。
【マンション、ふすまのかわりに御簾戸を採用】
さらに、自社ショールームやモデルルームを持つ会社もおすすめです。実際に使う素材を見て、触れて、体感できるメリットがあります。リフォームしてみないと分かりにくいことも、イメージしやすいのが大きな魅力です。また、自社の施工写真で説明してくれることも大きなポイントです。
<特許を取得していることもポイントに>
ここまではごく一般的なお話ですが、新しい指標として、特許や実用新案を取得していることに注目してみてはどうでしょうか?
リフォームは、建材メーカーなどの既成商品を使うのが当たり前の世界です。しかし「ものづくりの心」がある会社は、既製品で妥協せず、日々、研究努力を重ね、お客さまに合わせてオリジナル商品をつくる姿勢があります。
仕上がりの良し悪しは、取り組み姿勢によって大きな差となって現れるものです。
【平成27年11月20日に特許を取得した木製内窓】
【平成30年9月5日に実用新案登録された杉の置き床生活】
たとえば弊社の得意分野は断熱リフォームで、私自身がリフォームしたマンションに住み、実際にお客さまの立場に立って改善を重ねながら、ポイントやコツをつかんだ結果、自社で商品開発を行い、特許(木製内窓)や実用新案(置き床生活)を取得するに至りました。
あまり知られていないのですが、特許や実用新案は金融機関の審査においても有利に働く信頼の証となっています。
ですから、業者を選ぶ場合、特許や実用新案を取得しているというのもひとつのポイントになると思います。
【オリジナル製作した杉と桐で造った布団収納畳ベッド】
どんなに実績や知名度があっても、それだけで優れた会社だとはいえません。なかには、職人を派遣するだけの業者もあるのです。
【建具を軽くするためにガラスの代わりにポリカを使った木製内窓】
リフォームは一生もので、毎日の住み心地を左右します。お客さまの立場に立って行動する業者を選ぶことこそ、成功の鍵といえるでしょう。