和室の畳だけを板間に変えたい方のために!
【窓ガラスとアルミ部にびっしりつく結露】
【結露を拭き切れずに発生した窓枠と壁のカビ】
森林浴生活は結露・カビのできないマンションリフォームを目指していますが、それはダニを増やさない、活動的にさせないという遠大な目標があるからです。
遠大というのは家に人が住む限り、ダニをゼロにはできないからです。
ダニは埃や人の皮膚の欠片、髪の毛を好みますからどうしても人の住むところにはいるものです。
【木と森の快適さを科学する 宮崎良文著】
実は森林浴の健康効果は広範囲にわたることが知られています。
森の中を歩くだけで、薬も使わずに生活習慣病の生理指標が正常値に近づくのです。
ドイツでは森林療法として、保険治療が認められているほどです。
でも私が注目したのは「杉や桧の香りがダニの行動抑制」をするという実験結果です。
【カーペットをナラ無垢床に代えた時のデータです】
ダニの隠れ家が多いカーペットを無垢フローリングに代えて、同季節(8-9月)の1年後と比較したものです。
なんと、㎡あたりのダニの数は104匹から23匹に激減しています。
これには無垢床材に代えたことの調湿効果も寄与しているとの推論が成り立ちます。
ポイントは一般的な複合フローリングでは調湿効果は望めないということです。
【ヤケヒョウダニ10匹が特製ダニ暴露チャンバーに封入されます】
カーペットから無垢材に代えて劇的な効果があったことはわかりました。
こんどは色んな種類の無垢材の中で、ダニ抑制効果に違いがるのかどうかを調べたのが次の実験です。
空気・木材の香りは通過可能だが、ダニには通過不可能な不織布にダニを閉じ込めて、それぞれ異なった木片の中で、ダニの行動を観察します。
行動抑制とは、ダニが生殖活動をしないことなので、今以上にダニが増えないということです。
【ヒバ・桧・杉など6種類の揮発成分によるダニの行動抑制効果】
香りに対して人の鼻は慣れるのでわからなくなりますが、築50年の床材の下地に使われていたヒノキの板が、その香りを出していたという経験を私はしているので、ダニには長期間の効果があると思います。
≪効果あり群≫
1位:クスノキ 24Hで100%が動かなくなりました。
2位:ヒノキ 24Hで約90%以上が動かなくなり、48H後には100%停止。
3位:ヒバ 24Hで約80%以上は動かなくなり、72H後には100%停止。
4位:スギ 72Hで約60%弱が動いていません。
クスノキは、防虫剤の元である樟脳を取る木なので断トツの効果ですが、建材としてはあまり流通していません。
ヒバは青森県以北で自生する木で、総ヒバ造りの家には蚊が3年は入らないともいわれる防虫力ですが、これも建材としての流通量は多くありません。
全国的に流通している中で、効果が出ているのは2位の桧、4位の杉ですね。
≪効果ない群≫
5位:ミズナラ 72Hで約20%、効果はありません。
6位:ケヤキ 72Hで約15%、効果はありません。
ナラやケヤキは硬い木で、テーブルなどに使われますが、ダニに関していうと床材には不向きですね。
ダニ効果から考えた床材はヒノキがナンバー1、硬くて傷もつきにくいので昔から和風建築の床材はヒノキと言われます。
でも、森林浴生活では杉の置き床生活をお奨めしています。
その理由は?
①冬の室内暖気、夏の冷気をキープする性質が杉にあること。特に冬、足元が暖かい。
②杉の香りが副交感神経優位に導き、人をリラックスさせる効果があること。
③ヒノキよりも安価であること。
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