無垢材で作らないと具合の悪い家具もあります!
【栂の積層板を使った薄型のTV台付リビング収納】
有りそうでないのが無いのが、自分の家のリビングダイニングにぴったり合う壁面収納。特に梁が出るマンションならなおさらのことです。
リビングダイニングの真ん中にどっかと腰を下ろしていた大型テレビを移動させて、整頓と同時に空間を広くしたいというのが、お客様のご要望でした。
横幅2500、出幅を400、高さ2040が限界寸法、それぞれのマスには、指定されたおしゃれなミニ収納ボックスを入れなければならないので、寸法の割り付けがなかなか大変でした。
【コンセントや配線用の穴も忘れずに施工】
電気製品を収める壁面収納を考えるにあたって大切なのは、コンセント位置の確認と配線経路をあらかじめ考えることです。当たり前のことじゃないかと、思われるでしょうが、既製品の収納棚は、売り手側のルールがあって配線経路の穴を自由に開けられないことがあります。
天袋の梁カキ対応は一部出来ても(もちろん追加料金ですが…)、既存の幅木を取ったり、切ったりはしてくれないという声をよく聞きます。安価なのにはそれなりの理由があるのです。
【ダイニングの壁面にパソコンラックも納品させていただきました】
ノートパソコンに、プリンター・ご指定のCDラックとミニコンポも一緒に収めたいというのがご要望でした。
以前は背の高い既製品の収納棚を置いていましたが、ついモノが多すぎてごちゃごちゃしたので、今回は上半分をすっきり壁のままにしておこうというのがポイントです。
壁面の横幅はさらに狭くなって、2200です。隣には食卓が来るのでこれも極力薄型にする必要があります。
【右端は可動棚にしました】
【穴も配線のボリュームを考えて、ぎりぎり小さめの横長にしています】
プリンター・モデム・コンポの配線をできるだけ、目立たずに仕込めるかも大切なポイントですね。
また、当社が、無垢製で家具を作らせてもらうのはサイズが自由になるだけではありません。
経年美化するという工業製品にない点が重要です。
工業製品は納品した時が品質の頂点で、それ以上はお客様のメンテ次第です。
無垢材は、自然の風合いがじわじわと出てきます。
国産材であれば、赤っぽく艶っぽく、外国産材であれば黒っぽく艶っぽく変化していくと言われています。
このような木製家具がヴィンテージ家具と言われるようになるのです。
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