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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

外は暖かいのに、室内が寒い早春のマンション、なぜ?

2016年3月18日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 床断熱 無垢

コラムカテゴリ:住宅・建物


【春がきたで~ちょんわ、ちょんわ。ヤメゴクの北村一輝さん】

天気予報を見ると最高気温がどうしても印象に残るのですが、最高気温の時間帯はこの季節ではわずかなんですよ。
朝夕のまるで冬のような気温の時間の方が長いのに、つい「最高気温服装」でお出かけするから、風邪を引くんですね。
特に独身の方にその傾向がありますからご注意ください。


【ぐんぐんふくらむモクレンの花、本格的な春はすぐそこです】

でも気持ちはわかります。寒い冬が終わってやっと日差しが暖かくなり、きれいな春の服もきれるのですから気分がウキウキします。
でも、こんな天気の良い昼頃、外は暖かいのに家の中に入るとひんやりすると感じることはありませんか?

これはマンションのコンクリートが冷え切っていることで感じる現象なんです。
コンクリートは機密性・蓄熱性が高いのが特徴ですが、海の水と一緒で急激に冷えたり、温まったりしないのです。
冬の間外気に冷やされ続けたコンクリートがこの時期は冷えを一番ため込んでいます。
ですから、少々、春の太陽が顔を出したくらいでは温まらないのです。


【窓からの熱の出入りを遮る木製内窓(特許取得済)】

私の自宅(アルテピアモデルルーム)は、木製内窓(=窓断熱)、杉の置き床生活(=床断熱)、木製内玄関扉(=鉄製ドアの断熱)という「断熱3種の神器」で高断熱リフォームをしていますので、室温が外気温にとても左右されない環境になっています。
でも、壁と天井についてはプラスアルファの断熱工事はしていません。
外壁はもともとの吹き付け断熱(アルテピアの場合)、天井は無断熱のままですが、新築から20年も経つと、断熱材の劣化で冷えたコンクリートの低温が室内に伝わりやすくなっています。


【ブラウン色の木製内窓】

だから、この時期は一時的に外よりも断熱された室内が寒く感じます。
室内の温度計が18~19℃を指しているのに寒く感じるのです。暑い、寒いは外と内の気温差の体感ですからね。
でも、夕方帰宅したころから外はどんどん気温が下がりますから、すぐに室内が暖かく感じるようになります。
局所断熱ではなく、家全体を断熱するゾーン断熱の効果です。


【床からの冷えを遮断する遮熱シート付の杉の置き床生活(特許出願中)】

本当は、もう一歩踏み込んで、外壁全体と天井の一部を断熱工事すれば、相当完成度の高い省エネ高断熱リフォームになるのですが、断熱の効果と断熱材の種類、施工性を考えると簡単に結論は出せませんね。
特に効果が高いとされる吹き付け断熱は、ホースが届かない現場が大半になりますから。

「すっぽり断熱」でエネルギー消費を減らす(光熱費も減ります)ことは、先日のCOP21パリ会議で採択されたように、CO2を削減して地球温暖化を防ごうとする世界の流れであり、日本政府の方針でもあります。

家計にも地球にも優しく、健康で病気にかかりにくい高断熱リフォームはとても大切なことだと思います。

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