キッチン入れ替え、土中ガス漏れ事件!

髙岡恭平

髙岡恭平

テーマ:マンション 床断熱 無垢


【ガス漏れ検査中です】

決められたことを当たり前にすることの大切さが、お客様の命を救うということを実感した現場でした。
キッチンを入れ替える時には、ガス配管のやり替えもしますが、必ず家全体のガス漏れチェックをします。
おおもとのガス管から、各室の壁に埋め込まれているガスコックなど全てです。
今回の築50年鉄筋コンクリート戸建の現場では、ガス漏れ箇所を探すのにほぼ丸一日費やしました。


【最初のガス漏れ箇所、室内壁に埋め込まれたガスコックを交換】

30年以上前の住宅には、戸建・マンションを問わず、ガスコックが各部屋についていることがおおいのです。
一番最初に目を付けたところからガス漏れが発見されて、再度テストしたところ、まだわずかにどこか他の場所で漏れていました。他の部屋のガスコックからはいささかのガス漏れも検知できず、ガス漏れ調査は振り出しに戻りました。
なにせ、大きな家ですから、ガス管の経路を確認するだけでも大変でした。


【新たに配管し直されたガス管】

あちこち調べた結果、床下の土中に埋まっているガス管、給湯器からのガス管の2系統で漏れていることが判明しました。お客様に確認した所、なんとなくガス臭いとは思っていたが、ガスホースが古いからかなとさほど気に留めていなかったそうです。
室内のガスコックは使用できないことを了解の上、土中に埋まっているガス管は使用せずに新たに引き直ししました。
なぜ、漏れたかについては、ガス管の経年劣化としか考えられません。実際、3年前の点検時にはガス漏れはなかったそうです。今のガス管は、被覆されているので、昔のガス管よりも耐久性は増しているという説明がありました。


【フレキのガス管を外壁に這わせて給湯器まで持っていきました】

築50年ともなると、接合部だけでなく、ガス管そのものの漏れをチェックしないといけないのだということを改めて実感しました。
これは、中古住宅をこれから買う人にとっても要チェック項目のひとつになりますね。
水漏れは良く話に出ますが、ガス漏れは会話に出たことはあまりありませんね。


【新しいキッチンと杉の置き床生活】

ガス漏れもなくなり、お客様にはすっきり安心してお暮しいただけます。
まさに、各職人さんが自分の持ち場をしっかり押さえてくれたおかげです。

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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