マンションでは、まず「結露」対策でしょう?
マンションのリフォームを考えるとき、まず迷うのが「どこに頼めばいいのか」ということです。チラシは山ほど入ります。
でも実際にどこが良い業者なのか分かりません。
そこで、先にリフォームしたご近所さんに訊く人が多いのです。
【新築購入、入居してしばらくしてから天井に発生した黒カビ】
「どこに頼んだの?」
「〇〇さんよ」
「どうだった?」
「まあ、あんなもんじゃない?」(意味深、微妙な言い回しでしょう?)
リフォームしてすぐの水漏れのような大きな事故でもない限り、ご近所さんは自分の家のリフォームの出来栄えについて悪く言うことはありません。
少々の期待はずれがあっても、口にしません。当然ですよね。
【不動産業者が買い取って再販した中古マンション】
先日、A様からこんな話をお聞きしました。
普段は使わない北側の洋室で家具を動かすと、隠れていた部分の壁がカビで真っ黒!
クロスもめくれていました。
そこで、ご近所さんが頼んだという〇〇社さんに来てもらったのです。
トイレの交換についてはスムーズに話が進んだのですが、この大量の黒カビを見ると…、
「湿度が問題だと思うから、今年の冬はエアコンをかけて空気を循環させて様子を見てください。窓は二重にした方がいいですよ。」
ということで、壁に関しては何も手を打つことなく、一冬を過ごすことになったとか。
【樹脂内窓と珪藻土でリフォームしました。壁に黒カビが…①】
これは、別のマンションのB様が北側の洋室をリフォームされた後の写真です。
施工業者は分かりませんが、〇〇社が言ったアドバイスをそのまま取り入れたリフォームです。
湿気を吸収する珪藻土を壁に塗り、窓は大手メーカーの樹脂枠の内窓をつけて二重にしています。
でも、約3年後、黒カビはしっかり発生しています!
これは、どういうことなのでしょうか?
本来なら、壁の断熱性を上げることが第一なのに、それを放置したまま、発生する結露を珪藻土にどんどん吸わせ続けた結果、飽和状態になって表面に水分が出てくるようになったのでしょう。そうとしか考えられません。カビが出たんだから。
ほとんどの業者は、結露、湿気、カビの解決は自分の仕事ではないと思っているのです。
だから、多くの業者が何年たっても同じことを言い、そのリフォームの結果がこうです。
「様子を見てください」とは、「私は分かりません」と言っているのと同じです。
結露、湿気、カビは本当にケース・バイ・ケースです。
同じマンションでも、部屋の向きや階数、角部屋かどうか、風が当たるかどうか、窓の向きや大きさ等、いろいろな条件によって結露の出方も湿気も違うのです。
マンション専門で相当経験した私たちでも分からないことだらけです。
お客様の暮らし方によっても大きく違います。
【樹脂内窓と珪藻土でリフォーム、天井に黒カビが…】
でも、マンションにおける結露のメカニズムは大方つかんでいますので、現場を見せて頂ければ、的外れな回答はしないと思います。
だから、「大体いくら?」と訊かれても、「見せていただかないと分かりません」としか答えられないのです。
結露や湿気に関して知識がない業者なら、既製のメーカー品を部屋の面積に当てはめて、概算金額をその場で答えるかもしれません。
お客様からすれば、「わざわざ来てもらったら、予算と合わない場合は断りにくい。概算が分からないと検討できない。」と思っておられるのでしょう。
【結露を止める当社オリジナルの木製内窓(特許出願中)】
当社は必ず見せていただいてから、問題解決方法と提案をさせて頂いています。
でも、その時点で断ることを気になさる必要は全くありませんよ。(笑)
それよりも、本当に納得のいくまで質問して、結露やカビの発生する理由を理解してください。
そして、大切な財産である住まいの適切なリフォーム方法を知っていただきたいのです。
リフォームするかどうかを決定するのは、それからだと思うのです。
決して安くはない予算を使って、表面的にきれいになっても、毎年結露とカビに悩むようなリフォームをしてほしくないのです。あきらめないでください!
当社はマンションの悩みである「結露、湿気、カビ」を、お客様それぞれのケースに合わせて解決するリフォームに取り組んでいます。
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