大型マンションの夏まつりに思う!
【浴槽や浴室内をしっかり養生してから工事開始です】
最近の新築マンションでは、浴室暖房乾燥機がつくのは当たり前になっていますが、20年前の中古マンションではそうでもありません。皆さん、簡単につくと思っている方が多いのですが、実はリフォーム屋さんが「取り付けできません」ということがあるのです。
それは、浴室の天井裏の高さが不十分なことがひとつの原因です。
【浴槽の上に穴をあけました】
中古マンションを見学に行かれる方に気を付けて貰いたいのが、換気扇だけのマンションの場合、天井裏の高さを測ってほしいのです。でも、素人ではなかなか面倒なのでよくわかっている設備業者さんに見て貰ってください。いや、出来れば、電気配線の専門業者さんの方がよいかもしれません。
【高さが低い〇〇の浴室乾燥暖房機の本体】
普通のリフォーム屋さんって、自社が取引しているメーカーの機種のことしか知らないことが多いのです。
実際、私のお施主さんが3年前に浴室ユニットを入れ替えた時、その業者さんが無理と言ったのでつかないと思い込んでいらっしゃいました。
マンションは窓のないのが大半です。洗濯物の乾燥なども考えると換気扇だけでは十分に湿気が抜けません。
それでもつけっぱなしにされる方は大丈夫ですが、電気代を節約したくてすぐに切る方の浴室は、カビが生えやすくなって長持ちしないことにつながります。
【単独回路を引きましょう】
リフォーム屋さんが無理という要因がもうひとつあります。
ブレーカーから浴室までの隠ぺい配線ができない、もしくは、やるとすれば余分に費用がかかることです。
マンションの設備競争は安値戦争です。現場を確認して電気工事費用(しかたがないのですが…)がかかると説明すると、お客様が契約を拒むかもしれないという不安が業者にはあります。ブレーカーの全体容量が根本的に足りない場合は仕方ないですが…。
【ランドリーパイプと併せてきれいにおさまりました】
私がお見積もりは、現場を見せて頂いてからと申し上げているのは、マンションそれぞれで新築時の施工事情が異なるからです。施工費アップがご予算的に厳しくなるのなら、日程調整をして電気業者の費用がまるまるかからないようにこちらで工夫することもできます。
大切なのは、長く使うことを前提に間違いのない工事をすることなのです。
★★★★商品が流通している現在、あまり話題にはなりませんが、ホルムアルデヒド対策面で24時間換気が条件です。
それがついていないマンション(平成15年6月以前のもの)にとって浴室と台所の換気はとても重要です。
森林浴生活は、全ての工事において長く安心して使えることを第一に考えています。
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