マンション生活者が、肝に銘じないといけないこととは…?
【バルコニー外壁の外側に室外機を置くんです】
この写真、何をしているかわかりますか?
マンションの場合、だいたいエアコンの室外機はバルコニー、廊下側に置くことになっているのですが、まれに「専用の室外機置き場」が指定されていることがあります。
今回は、バルコニーがあるのですが、階下への避難梯子が設置されているので、物を置いて開閉を妨げることはできません。それにそこへ置いてしまうと洗濯物干しができないのです。
【オ―バ―ハングで、室外機設置用の金物が当初から設置されていました】
ここは3階です。以前、古い室外機をはずすのも命綱をつけて専門の職人さん3人がかりでやっとでした。
1階の方がご不在で庭に入ることができなかったのです。
【上から吊って室外機をまず仮置きしました】
これだけでも相当注意を要する作業です。
まず、この専用金具に室外機をきっちり止めることが大事です。はしごをかける前に2ヶ所を固定しました。
命綱をつけての作業です。ハシゴをかける前に何かの拍子に室外機が転落したら大事ですから。
【1階の庭から長いはしごをかけさせて頂きました】
高いところが苦手の私には見ているだけで緊張する工事でした。
この手の工事は家電量販店では絶対してくれない内容です。家電量販店は安さを売り物にエアコンを販売しています。
量販店から依頼を受けた設置業者は、かなり安い価格で仕事を受けないと日当がでないので、一日に何軒も現場をこなす必要があります。
ですから、今回のように1ヶ所付けるだけで時間がかかる難儀な工事はしたくないのです。
【ハシゴに上って接続工事をして、無事に設置完了です】
ハッキリ言って、避難ばしごの通路とエアコンの設置場所が重なるのは、新築時の設計ミスとしか言いようがありません。
あとから室外機の設置場所がないことに気がついて、このようなオーバーハングの金物を付けたとしか考えられません。
なぜなら大規模修繕工事で、外壁補修や塗装をするときは室外機と金具ははずさなければならないからです。
エアコンの室外機の移動は原則的に個人の責任になります。でも、バルコニー床の張替えや塗装の場合は、室外機を浮かす金具がありますから、実質的に個人の負担は発生しないことが多いのです。
このマンションの場合は、多分、修繕積立費でまかなうことになるでしょうね。
室外機の取り外し→金具のやり替え→室外機の再設置→ガスのチャージをしないと、エアコンは使えませんからね。
マンション住民も専門知識を身に着けないといけない時代ですね。
こうやって、毎回色んな工事をこなしていくことが、マンション長寿命の秘訣なんです。
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