既存窓枠を使った木製内窓
【貼り替えのために外に出した網戸】
マンションリフォームの仕事を始めて4年目。恥ずかしながら、網戸の網にステンレスが使われていることを知りませんでした。樹脂ばかりだと思っていました。
ベルエール西神南モデルルーム(神戸市西区井吹台東町)の網戸はモデルルーム期間中、何度か掃除をしていました。
21年経っている割には、きらきらして破れている箇所が少ないという印象でした。
ただ、掃出し窓で極端にたわんでいることと、築21年にしては中桟にアルミ独特の腐食箇所が多いのが気になっていました。
アルミは普通錆びないと言われていますが、埃を放置してそこに水分が長く留まる状況が長期間続くと、月面のクレーターのように穴が開きます。
ベルエール西神南はサッシも網戸枠も黒なので余計に目立つのです。
私が別に所有しているサンヴェール須磨妙法寺(神戸市須磨区妙法寺字ぬめり石)は、築28年ですが、網戸の中桟(シルバー色)にそこまでの腐食箇所はありません。
【黒い中桟に白く腐食したアルミ枠】
買主様のご入居に当り、ロール網戸の新設のついでに、既存網戸を張り替えようということになり、サッシ屋さんに来てもらったところ、こんなことが分かったのです。
① ステンレス網戸は、網そのものの耐久性はよいが、固定するアルミ枠を腐食させる。
② 一度たわんだら戻らない。張り直しがほとんどできない。
マンションでは網戸は共用部ですが、区分所有者の専用使用なので、網戸の交換や網の張替えは個人の費用負担になります。最初からついていたから、修繕積立費で直してくれというのは無理なのです。
サッシ屋さんの話では、海沿いのマンションになるとステンレス網の網戸はアルミ枠の腐食の進み方が速いので、張替えができないことが多々あるそうです。ほとんどが、網戸そのものを新調することになるんですね。
お客様からすれば、(たぶん購入時に)説明を受けていない部分で、思いがけないメンテ費用がかかってしまうのです。
商品説明では、ステンレス網は高級品だと書いてありましたが、網戸トータルを長く使用するためのコストを考えると樹脂の網の方が優るのかなというのが私の今回の結論です。
【当社オリジナル(特許申請中)の木製内窓】
実は、樹脂網の安い物でも網戸を長持ちさせる方法があります。
それは、網戸を室内側に取りつけるのです。普通は外壁面についていますよね。
森林浴生活では、窓の断熱性向上、結露防止のために木製内窓を取り付けています。
その際に、既存サッシと木製内窓の間に網戸をつけるのです。
【当社のインナー網戸】
【横から見るとこんな感じです】
樹脂網は、紫外線や雨風にさらされて硬化しながら傷んでいきます。
外壁面にあるということは、使用することのない冬も含めてず~っと劣化し続けているのです。
内側につければ、窓を開ける季節は外部の影響を受けないので、当然長持ちするのです。掃除も使用する季節だけの汚れなのでラクちんですね。
網戸なんて小さなことだと思われるかもしれませんが、これもそれなりに費用のかかることです。
リフォームをするときは、その次のメンテナンス費用が極力かからないような選択が重要です。
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