天然木で、結露、カビ、ダニの撲滅を目指す！

2015年7月27日公開 / 2020年4月24日更新

テーマ：マンション　木製二重窓

コラムカテゴリ：住宅・建物

コラムキーワード：退職　手続き

無垢の木を使ってマンションをリフォームする事業を始めて4年になります。
この間、多くのお客様と接してきましたが、一番多い悩みは、何と言っても「結露とカビ」です。
ところが、現在行われているほとんどのリフォームでは、この「結露とカビ」の解決には全くならないのです。

【びっしりついた結露】

戸建でもマンションでも、一番多いリフォームは、水回りの住設機器（キッチン、浴室、洗面台、トイレ）の交換と、傷んだ壁紙やフローリングの貼り替えです。
つまり、年数がたって古くなったり傷んだりした部分を「新しくするリフォーム」です。

これでは結露の解消どころか、緩和にも全くなりません。
いくら新しい壁紙にしても相変わらず結露はできますし、何年かするとまた結露が原因でカビができ、汚くなります。
結露は放置すると、カビ → ダニ → 皮膚や呼吸器系のアレルギー発症、という悪循環を引き起こしかねない「住まいの根本的な問題」のひとつなのです。

【結露のあとのカビ】

当社の「木製内窓」は、無垢の木でつくった窓枠を今の金属サッシの枠にとりつけ、ガラスをはめた建具も木製です。
ガラスはペアガラスが標準仕様です。
古い窓枠に新たに木の窓枠を重ねるのは、新築当初の施工不良や地震等で枠自体が歪んでいるのを是正する意味があります。また、窓枠を天然木にしているのは、熱を一番伝えにくい木で、金属サッシの冷たさをさえぎるためです。

また、既存サッシと木製内窓の間にできる広い空気層で、室内の暖かい空気が外気に直接触れないようになっています。
木製建具がスムーズに動くために頑丈な戸車を使いますが、それには隙間が必要です。
そのままだととそこから空気が出入りし、結露の原因になりますのでモヘアを貼ることにしています。
結露は、室内の湿った暖かい空気が、冷たい外気に触れることでできる現象ですから、当社の木製内窓は、結露防止に絶大な効果を発揮します。

【当社オリジナルの木製内窓（特許申請中）】

モデルルームを見学に来られたお客様は、結露が全然ないことに驚かれます。

また、断熱性が抜群で暖房効率も良く、エアコン1台ですむので光熱費の大幅な削減になります。
今年2月の自宅モデルルームの電気代は、約9600円でした。
毎年、冬はますます寒くなっていますが、暖房なしでも室温は15℃～16℃。
朝もパッと起きられますし、ここ数年、風邪もひいていません。
木製内窓は夏にも省エネに大きく貢献します。冷房効率が非常にいいのです。

【杉の置き床生活、施工前】

この木製内窓と杉の「置き床生活」で、本当にマンションのくらしがガラッと変わりました。
そもそも、「リフォームとは、古くなったり傷んだりしたところを新しくすること。ある程度の結露やカビは仕方がない。マンションに住んでいればそんなものだ。」という暗黙の前提が、お客様にもリフォーム業者の間にも、あるのではないでしょうか。

リフォームで結露を解消するなんて、今まであまり聞いたことも考えたこともなかった、という方が現実的かもしれません。
「新しくするリフォーム」では、メーカーの既製品を使いますから、どの業者に依頼しても内容に大差なく、価格の違いだけになってしまいます。

【日本の山には豊富な杉や桧があるのです】

無垢材の寿命は、その樹齢の2倍と言われます。当社オリジナルの木製内窓や杉の置き床生活は、樹齢50年以上の無垢材を使いますから、その耐久性は100年変わらないのです。
しかも手入れは水拭きで十分なら、こんないいことはないでしょう。

安いからと言って、10年から15年ですぐダメになるリフォームはいかがなものでしょう？
定年退職して収入が減るのに、また全てやり替えでは、たまったものではありません。
また、家にいる時間が増えるのに、予算がないために気にいらない不健康な家に住まざるを得ないのは、悲劇以外の何物でもありません。

親子三世代が住める100年リフォームマンションを私は真剣に考えています。

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