マンション・ガラスブロック窓の結露を止める!
地下鉄西神南駅近く、グランコリーナ西神南のお客様宅で、栂の木製枠工事をさせて頂きました。
当然、木製内窓を取り付けるために必要な前工事なのです。
木製内窓が入るとさらに美しくなるのですが、施工前よりも窓枠の出幅が広くなるのでこれだけで見映えが変わるのです。
【リビングダイニングをしっかり養生】
住みながらの工事の留意点は、いかにうまく家具を動かして、施工スペースをつくるかです。
今回は隣室の和室に家具を集約させて頂きました。
もう一つは日によって変わる風向きです。掃除のしやすい木屑でも、いたずらに隣室へ行くのは避けたいのです。
この時期の仕事はどうしても窓や玄関を開けて行います。
お客様もいらっしゃいますから、余計です。
【窓の下枠は解体します】
解体して新たな枠を入れる理由は下記の2点です。
①熱伝導率が最も低い材料である木製建具(木+ガラス)を支えるため。
②長年の結露で傷んだ古い枠を取り替えるため。
古い木枠をはずしたところ、外壁と石膏ボードの間に入れてあった木片(古い木枠の支え)が、ポロリと取れてしまいました。外壁の吹付断熱材と石膏ボードは通称ダンゴ貼りという方法で接着されます。
木片はそのダンゴに引っ付いていたのでしょう。
【窓枠を支える木片を再加工してしっかり固定しました】
いままでの木枠は、言うなれば化粧のようなもので、重量物を支えてはいませんでした。
たまに人が乗ることを想定すればよいだけでした。
今回は、それに加えて、木製内窓(木+ガラス)の長期荷重を想定する必要があります。
【左右上下の枠部材の寸法合わせを個々にしてから、くみ上げます】
上下左右の木枠は、予め採寸して工房で製作してきます。
少し大きめ、少し長めに作って来て、現場で大工さんが加工します。
既存枠は、アルミ枠が曲がっていることもあります。左右上の木枠がねじれていたり、膨らんでいたりすることもあるのです。
これは、事前調査でもわかりにくい微妙なところです。大工さんの経験と腕の見せどころです。
鴨居、敷居、方立の微調整が済んだら、一気に組み上げてはめ込みます。
【木製枠は基本、ビスで止めます】
下枠は、古い物との抜き替えになりますので、古い枠を止めていたビスをそのまま使います。アルミ枠の上から止めるので。
左右上は、均等な位置に穴を開けて長めのビスを揉みこみます。
そのあと、小さな円筒形の木片を差し込みます。ボンドは使いません。
当社の木のリフォームは、何かの時にはばらせるようにしておくのが原則です。
冬は断熱と結露防止、夏は空気層と複層ガラスで強力な遮熱効果が期待できます。
来週末の木製内窓の建込みをお客様はとても楽しみにされています。
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