杉&桐の本棚と一体型の杉の引き戸
先日、猫の爪対策をご披露しましたが、猫にはもうひとつ驚異の跳躍力があります。
昼間は寝て過ごす猫も夕方から活発になり、タンスの上や猫タワー(?)を飛び回るのが普通です。
ただ、家の中にはあまり侵入してほしくない場所もあります。
MS様の場合はキッチンでした。
【通気性を考慮した桐の引き戸】
独立型の台所プランは、専有面積の大きなマンションによく見られます。台所の中がダイニングから見えにくいので、気楽に使用できます。ワークトップに飛び上がることくらいわけないお猫様を考えて、このマンション間取りを購入されたMS様には、ここに引き戸をつけるのは最初からの計画だったのです。
【取手に当る縦スリット分だけ引き戸幅を大きくしています】
素材は軽さを重視して桐製にしました。女性でも2枚くらいはラクラク持てる軽さですし、室内湿度の調整にも貢献する素材です。素材以外に今回重視したのは、引き戸を閉めたまま中で火を使っても酸素不足にならないようにすることでした。コンロ使用時は換気扇を使用しますが、スリットから空気を十分に取り込むことが重要だったのです。
【台所側から見た写真】
無垢の建具はその置かれた湿度状況で反ったり、曲がったりすることがありますが、おおむね1年くらいで落ち着きます。
それでも今回は台所とダイニングの湿度差が常時、大きな差があるので反り防止対策で中桟を入れました。
【閉めた状態でもあまり圧迫感は感じないデザインです】
普通ならアコーデオンカーテンを付けることが多くなるのでしょうね。
センスのかけらも感じないデザインと使用時のガサガサ感を僕はあまり好みません。
大半が工場で作られた新建材で囲まれている室内で本物の木があるのは少しほっとする気がしませんか?
【クローゼットの引き戸も桐です】
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