既存窓枠を使った木製内窓
マンションは住宅の中では企画物のイメージがあるのですが、実は窓の種類の多さは戸建住宅の比ではないことが最近分かってきました。角住戸はその傾向が強いのです。特にデザイナーズマンションや、マンションデベロッパーがハイグレードと位置付けるものは余計にそうです。
【施工前の写真】
この窓はアルテピアⅡ番街の西南角住戸の西側のものです。引違いサッシにFIX窓がセットになっていますが、厄介なことに2枚のサッシとFIX窓の寸法が全て異なっていました。
3枚とも大きさが違うということは開閉時に合わせるパターンが限られるのです。
【無垢の窓枠が入った状態】
外気の暑さ寒さの一部はアルミサッシによって室内に伝わってきます。
アルミサッシと室内を熱遮断するのが無垢材の窓枠です。
木の熱伝導率はアルミと真逆に近い位置にあります。
15㎜のアルミ枠に無垢材をかぶせて空気に触れさせないことで、室内側に流れ込む結露を防ぎます。
【杉の置床とダイノックシート貼りも完成】
右端がFIX窓で開閉移動が出来ません。採光量を増やすために設計者がプラスαしたものでしょうが、夏は西日が厳しく、冬はしんしんと冷える結果を招いています。夏対策でエアコンをつけることになりました。
【サイズの異なる3枚の木製サッシが入りました】
角住戸で風あたりが強いのでペアガラスをいれました。
寒さだけなら単板ガラスに木製サッシ下部のすき間を埋めるモヘアシールで大丈夫なのですが、真夏の西日にはペアガラスの遮熱効果が抜群です。
エアコンが付きましたので使用前に暖房をしていただくとガラス面の熱の出入りがないばかりか、杉の置き床に暖かさがキープされてスリッパなしの生活ができます。
【ピンクのダイノックシート貼り扉との相性も抜群で喜んで頂いています】
オーク調と白の冷たい感じの部屋がずいぶん温かみのある空間に変わったと思いませんか?
室内インテリアグレードが上がったばかりか、昼間、窓越しに眺める景色がとても風光明媚になるのもこの木製サッシの効果です。
こんな自然素材で省エネ効果を高めるマンションリフォームに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
実際にモデルルームで確かめたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
個性的なマンションインテリアをお考えの方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html