既存窓枠を使った木製内窓
妙法寺駅前にリブコートフェリス須磨妙法寺という2002年新築のマンション(東急不動産が分譲)があります。このマンションの最大の特徴は室内ドアや玄関収納などの建具がカナダから輸入された無垢材で作られていることです。建具のデザインと質感が一般的なそれと全然違う豪華さです。
特にステンドグラスっぽいデザインガラスの入ったリビングドアはとても素敵です。
【カナダの輸入材でアール加工されている窓枠】
当然、窓枠にも工夫が凝らされていて写真のようにアールが入っています。
当初、U様は一般的な樹脂製の二重サッシを検討されたのですが、上から新たな枠をかぶせないとサッシが取り付けられないと聞き、おやめになったのだそうです。
【カウンター付の窓】
輸入材建具のデザインや木の窓枠の柔らかな感じが気に入ってこのマンションを買われたU様には、樹脂の増枠をかぶせるのは我慢が出来なかったのです。
モデルルームにある当社の木製サッシもその木枠はアール加工していなかったのですが、無垢材だからよいということで決めて頂きました。
【既存窓枠を半分使ったU様仕様の栂の窓枠の下部】
実際に窓枠を見せて頂いたときに何とかこのイメージを損なわないで作る方法はないかと、製材所に相談して何回か試作して見本をお持ちしたのです。
普通は既存枠にはすっぽりと新しい無垢枠をかぶせてしまうのですが、今回は既存枠のアールデザインを半分見せました。新たな木枠は角を特殊な工具で大きく丸型に面取りして柔らかさを出しました。
【新しい窓枠を横からみた写真】
当社の二重サッシは既存枠の下側は解体撤去します。
このマンションはまだ新しいので下枠は腐っていませんでしたが、それを止めているビスは結露による錆でぼろぼろになっていました。
下枠は新たな木を入れ替えて、左右と上には形状に合わせて被せるのが基本です。
【カウンター付の部屋は左右と上のみです】
明日、建具屋さんが採寸にきて後日、木製サッシを製作して納品することになります。
元々の木枠に合わせてデザインした独自の無垢枠なので、今日の段階ではぱっと見はそんなに驚きはありません。木製サッシが入った時に室内インテリアの格が1段階あがることになるのです。
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