戸建に杉の置き床生活、Pタイル床上に施工!
【左が床暖房パネル】
フローリングの表面が剥がれて汚くなってきたので床をやりかえてほしいという連絡をOB施主様より頂きました。マンションはまだ築10年程度なのですが、所々剥がれていました。
しかもLDに温水床暖房が入っていることがわかりましたので、いろんな方法を模索しました。
【以前の根太マットよりも小さいので、コンパネを使ってフロアのレベル調整をします】
最初に考えたのは床暖房対応の何らかの薄板を貼ることです。
出来れば硬めの方がよかったのですが、クッションが着いている床の上には施工できないとメーカーからダメ出しがでました。LL-45等級はそのクッションで階下への軽量衝撃音を緩和するのが特徴ですが、それゆえに上貼りするものの接着剤が離れて剥がれるのです。
要するにLL-45等級フローリングの上には何も貼れないのです。
【ひたすら接着剤でLL-45を貼っていきます。釘は使いません】
はっきり言ってLL-45フローリングは上質ではありません。
表面の薄板、その下の手で曲がるほどのベニヤ、そしてクッション。
踏んで歩いているうちに表面の薄板はじきに剥がれてきます。
べとべとの接着剤はいくらホルムアルデヒド対策★★★★でもあまりいい気分ではありません。
床暖房のマットの上に接着剤で貼ってあったので上のフローリングだけはずすことは不可能です。
つまり、故障していない床暖房マットも新品に交換する必要があります。
よいモノを長く使う精神からは程遠い粗悪商品です。
【この接着剤の量は…】
普段、無垢材の加工を見ている私からすると、延々と接着剤で貼り続けている姿は大工さんというイメージではありません。
実(さね)に差し込むのも意外にきついので、後半は職人さんの指先が痛くなって動かなくなる様子が見てとれました。それにいたるところに接着剤が付きます。注意していても必ず付きます。
貼り終わったら溶剤で付着した接着剤をふき取らなければなりません。これもまだ面倒ですよ。
だから、洗い屋さんがいるとも言えますが、このシステムは納得がいきません。
【貼り終わればこんな感じです】
マンションの床材=軽量衝撃音LLー45等級の確保が一般的ですから、今のところはマンションでは独占商品です。何も改良しなくてもどんどん出荷されるメーカーのヒット商品なんでしょうが…
もっと別の手段を考える必要があると思います。
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