外壁断熱材の見直し =外壁断熱材の劣化対策が資産価値を落とさずに、快適に永く住む秘訣=
アルテピアに工事中の新・モデルルームで思いがけない問題が出てきました。
クロスの貼り替えです。
当然、天井や壁のクロスを一新するわけですから、今貼ってあるクロスを剥がさないといけないのです。
【右横のグレーの壁のぼこぼこ具合を見てください】
いつもなら業者さんに一任するのですが、工期が厳しいこともあって暇を見つけては自分で剥がしていったのですが、意外なことが問題となりました。
① 和室の壁紙は、貼った時の大きさのままで下紙を残してつるりと剥がれた。
② その他の天井のクロスは、工具をうまく使えば表面だけめくれて下紙が残せた。
③ その他の壁のクロスは、石膏ボードの下地ごと剥がれ、おまけに細かくしか剥がれなかったので綿埃が尋常じゃなかった。
【壁だけ剥がしたところです。黄色いのはパテの跡です】
①は、貼り替えるときには理想的な状態です。剥がすのもラクで、ゴミも散乱しません。
②は、所々、昔のパテやはがれにくい所の石膏ボードの粉が飛びますが、表面のビニール
クロスはなんとか海に揺れるワカメのように繋がってはがれるのでごみ袋に詰める際も散乱しません。
問題は③です。ビニールクロスを剥がす際の綿埃と散乱した細かいクロス片で部屋の中に細かい埃が浮遊して、人が室内に居れる状態ではありません。
【新たにパテを塗った状態です】
さらに、難儀な問題が控えています。
新たなクロスを貼る場合、壁の凸凹を直すためにパテを塗りつけていきます。
下地が剥がれた石膏ボードの表面はほぼ全面パテ処理をしなければなりません。
乾いたパテはどうすると思いますか?
表面を平らにならすために表面を軽くこすって削るのです。
この時にさらに細かい粉が部屋中に充満します。家具や食器のすき間に入り込みます。
当然、養生と目張りをしますが、粉は部屋中にまわってしまいます。
工事中はペットすら部屋にいるのはかわいそうな状態になります。
マスクをしていても喉がおかしくなりそうです。(業者さん、気の毒です)
原因は、当時16年前に貼ったビニールクロスとその裏地(下紙)の接着度合、つまりはがれにくいクロスの性質にありました。新築時、クロスを貼るときに張り替えるときのことも考えて商品を選ぶことはまずないのでしょうが、安物を選んだつけがきたわけです。迷惑なのはお客様です。
剥がれにくいクロスかどうかは、端をめくった時に大体わかります。
問題があるとわかったときは、剥がさないでクロスを新しくするしかありません。
適当な商品があります。
【ヤヨイ化学工業のNEWコアシート】
今のクロスの上に貼れる専用下紙があります。それを今のビニールクロスの上に貼って凹凸を処理したのちに、新たなクロスを貼るのです。
【一部、上から貼ってみました。ばっちりです】
この方法のメリットは…
① 30袋近いゴミが出ない。
② 家具の移動などが最小限で、省スペースで貼れる。
③ クロスを全く剥がさないので、綿埃が全くたたない。
④ 最低限度のパテ処理で済むので細かい粉が立ちにくい。
⑤ 工期が断然速い!
モデルルームは3戸目ですが、クロスがこのような状態だったのは初めてでした。
リフォームという仕事は、人の話は鵜呑みにできないのです。
施工する現場を必ず確認しないと金額ばかりか、工事中の施工状態も予測できません。
お客様が住みながら施工できるリフォームの商品開発や施工方法を考えるのはなかなか骨が折れますが、必死に考えなければなりませんね。
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