マンションを解体して初めてわかること

髙岡恭平

髙岡恭平



【廊下の天井をはがしたところ】

やっと、当社3戸目のモデルルーム、アルテピアモデルルーム(神戸市須磨区清水台1番地の9グレーシィ須磨アルテピアⅢ番街1期棟)の解体が終わりました。

1戸目が須磨区妙法寺ぬめり石のサンヴェール須磨妙法寺モデルルーム、2戸目が須磨区横尾の横尾モデルルームです。
マンションごとに各部位の素材やおさめ方が異なります。それによって、リフォームする新たな素材や施工方法を考えなくてはならないので、なかなか一筋縄ではいきません。
上記2戸のマンション内でリフォームの注文を頂きましたが、モデルルーム工事をしていたおかげでずいぶんスムーズにいきました。

マンションは買う時は規格品のような感覚なのですが、実は超オーダーメードです。管理事務所に保管してある図面も参考程度にしかなりません。リフォームしたい箇所をばらしてみて初めてどうするか考えなくてはならないのです。


【押入、物入の壁】

ぱっと見は薄い木の板のようでしたが、石膏ボードに化粧プリントを施した既製品でした。
薄い棚板程度の軽い木なら棚にすることはできますが、重くなると合板で下地を入れないと持ちません。


【洗面所の床】

横尾団地はコンクリートでしたが、今回は木床でした。木床のメリットは・・・
 直接、木の板を貼ることが可能
 洗濯機の排水位置を変えることが可能
 コンクリートよりも足元が冷えない


【窓側の外壁の中】

吹き付け断熱材にダンゴ貼りで石膏ボードが止めてありました。結露で窓枠の木が相当傷んでいたのではずしたのです。茶色のサッシ下枠に断熱材が吹き付けてありませんでした。
妙法寺モデルルーム、横尾モデルルームにはサッシ枠そのものに断熱材が吹き付けてありました。
結露による影響が酷かった原因がわかったような気がします。


【流し台をはずしたところです】

薄い緑色は耐水石膏ボードですが、その横は普通の石膏ボードです。耐水石膏ボードの方か価格は高くなります。手抜きと言うほどのことではないかもしれませんが、私なら全て耐水石膏ボードにしますね。

工事の再開は年明けからです。1月のできるだけ早い時期にオープンするつもりです。

杉と桧で中古マンションをリフォームすることに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

妙法寺モデルルーム、横尾モデルルームを実際にご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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