アレルギーと冬の室内 これだけはやらないでほしい6か条

髙岡恭平

髙岡恭平


【杉の木製二重サッシ 神戸市須磨区妙法寺 モデルルーム】

実は、私はNPO法人シックハウスを考える会(http://www.sickhouse-sa.com/)のヘルシーハウスアドバイザーです。
同会の通信に、マンション生活者にとても役に立つお話があったのでそのまま紹介します。

同会の副理事長で、長野支部 事務局長の蓑島ドクターのアドバイスです。
蓑島先生は長野県松本市でアレルギーの専門クリニックの院長先生です。
みのしまクリニックのホームページはこちら⇒http://www.minocl.com/

第1条高気密住宅に石油ファンヒーターを持ち込むと・・【命が危ない!】

高気密住宅とは本来、窓を開けずに暮らすのが基本(んんん、そうだったのだ)。
ファンヒーターや石油ストーブによる空気汚染は、24時間換気ではまったく改善できません。
(え~、そんな…)ファンヒーターを1時間以上運転すると室内の酸素濃度が低下して一酸化炭素中毒になる恐れがあります。また窒素酸化物(NOⅹ)による室内空気汚染が環境基準の数倍のレベルでおきるので、ぜんそくを悪化させたり、呼吸器感染症を増やしたり、子供の肺の機能を低下させる恐れがあります。
高気密住宅では空気を汚さない暖房器具を使いましょう。

第2条石油ファンヒーター運転中に窓開け換気をしないと・・【命が危ない!】

それでは古い住宅なら大丈夫なのかというと、すきま風の入る寒い住宅でも空気汚染はそれほど解消されません(ええ? またまたビックリ!)
あらゆる住宅において、ファンヒーターや石油ストーブの運転中は、必ず1時間ごとに5分間、部屋の窓を全開して(さぶ~!)換気することが必要です。

第3条加湿器つけっぱなしは・・【カビ汚染のもと!】

空気が乾燥するとインフルエンザが怖いとか咳が出やすいとかという理由で、加湿器をつけっぱなしにする人がいます。その過剰な湿気は、天井裏や壁の中を腐らせたり、窓周辺にカビを発生させる原因になります。相対湿度が40~50%の間になるように加湿器を調節して使いましょう。
(温湿度計で毎日チェックしてます)

第4条多すぎる観葉植物は・・【カビ汚染のもと!】

カビを発生させないためには、土を入れた植物の鉢は1部屋に1個が限度です(むむ、厳しい!)。
それも日当りのいい場所におくことが必要。観葉植物を並べて楽しむのが生きがいという方は、専用の温室を設置することをお勧めします。

第5条温風吹き出し口の前に居座ると・・【干からびます!!】

寒い朝、暖房器具の前が指定席という人はいませんか?温風が出るものは皮膚が一気に乾いてしまうことがあります。また、アトピー性皮膚炎の人が窒素酸化物(NOx)を浴びると乾燥が進むというデータがあります(第1条、要参考!)。

第6条湿度35%以下なのに保湿剤を塗らないと・・【干からびます!!】

脂っぽい年頃は湿度が低下しても平気ですが、乳幼児や中高年者、アトピー性皮膚炎をもった人では、湿度が35%を下回るとたちまち皮膚が乾燥してかゆくなります。自宅の加湿も大事ですが、外出の機会もありますので、乾燥防止はスキンケアが基本になります。毎日、保湿剤をしっかり塗ることです。

本編のファンヒーターとは移動可能なものを指しています。FF式など屋外へ排気管のあるものはこの限りではありません。

蓑島先生は2年に1回は必ず、会員にその講義を受講させています。自らの臨床経験にもとづくお話が大半なのでとても信頼できます。換気の話にしても冬は凍えるほど寒い長野県松本市で指導しておられるお話なので、その空気汚染の深刻さは無視できません。

森林浴生活は住む人に優しいマンションリフォームをいつも考えています。
ホームページはこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

実際にモデルルームをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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