換気能力の不十分なマンションの結露事例と対策

髙岡恭平

髙岡恭平

テーマ:マンション 結露

また、あるマンションのオープンハウスを見に行ってきました。
空き部屋で、新築時(1989年)から23年間、全くリフォームしないままにお引越しされたようですが、結露の無残な影響がクッキリと出ていました。



北側の部屋は天井の梁からも結露が明らかです。



窓の塩ビ枠に結露を止めようとシートを貼ったままになっています。



それでも壁を伝ってしたたり落ちた結露が床にカビとなっています。

あまりの結露のすさまじさに南ベランダ側のリビングのサッシを確認しましたが、ここにも結露が明らかになっていました。

換気ガラリが気になって確認をしましたが、部屋の広さに対して換気量がギリギリの計算なのだと思います。基準法は換気基準であって結露基準などありません。

次の写真は同じマンションの別の部屋で壁紙を張り替えたものです。



右上にエアコンのスリーブ、その下が開閉式の換気口です。小さいのが一個だけです。
実際に結露がひどかった部屋は、この写真の2倍以上のリビングだったのですが、換気口は写真と同じ1個でした。

壊れて開閉できなかも・・・

北側の換気口を確認しました。こっちは壁にはなく、サッシ上のガラリでした。
共に他のマンションに比べて吸排気口が小さい、少ないのが明白でした。

じゃあ、どうすればよいか?

対策① 居間側の換気口と北側の換気ガラリは年中全開にしておくこと。

対策② 燃焼系の暖房(石油・ガス)は使わないこと。室温を上げ過ぎない。

対策③ 加湿器を使う際、部屋に湿度計を常備して湿度を上げ過ぎない。

これだけやっても結露が緩和しないときは、是非、森林浴生活の木製二重サッシを取り付けてください。
木製二重サッシ(杉の内窓)のHPはこちら⇒http://forestreform.co.jp/service/index.html

実際に木製二重サッシをご覧になりたい方はモデルルームがあります⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

中古マンションにお住いの皆さん、マンションの結露は必ず止められますので是非、森林浴生活にご相談ください。

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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