業界は「窓断熱」、でも生活者は「結露」がいやなのです!
普通、結露の確認は目視ですが、森林浴生活ではアズビル商事の赤外線サーモグラフィを使って壁の中の温度変化を確かめることにしています。
この測定器は、壁の中等の見えない部分の温度変化をとらえるもので、0.1℃単位で画面に表示されます。
マンションの窓に当ててみると、木枠の木部、アルミサッシ部、ガラス部分の温度の違いが色分けされてくっきり映ります。
結露調査で威力を発揮するのは、まさにサッシ部分などに結露が付いているときです。
この赤外線サーモグラフィで見ると、壁の中のどこを水が染みているのかが一目瞭然です。
結露の通り道がクッキリ青く画面に表示されます。
従ってどの範囲を断熱工事すればよいかが、明確にわかります。ヤマ勘でやると余分なところまで解体したり、必要以上の施工をする羽目になり、お客様に余計な負担をかけてしまいます。
そのほかにも水漏れ調査や電気コンセントの発熱現象など、室内の危険個所の発見予防に有効活用できます。
このように森林浴生活は新参者だからこそ、いい加減な経験に頼らない確かな科学の目でマンションを見つめているのです。
また、過分な水分は無垢材にはよくありません。水回り周辺に無垢材を使用するときは壁に至るまでしっかり調べます。
【マンションサッシ 施工前】
【マンション 木製二重サッシ】
因みに、森林浴生活では原則として築10年未満のマンションの木壁施工などはご遠慮させて頂いております。
新築後10年くらいはコンクリート壁から水分がどんどん出ているからです。
それが証拠に新築で入居した方が数年後に家具を移動させた時、壁紙にクッキリとカビがついているのをよく見ます。
また、新築間もないマンションの部屋や押入れの中に「みずとりゾウさん」を置くと数時間でちゃぷちゃぷになります。
10年を超えるとコンクリートは、どうも水分の吸放出が激しくなるようで、外の湿度の影響をもろに受けやすくなります。
この状況になると杉と桧でマンションをリフォームする森林浴リフォーム(⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php)の出番です。
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