古くても売れるマンション、安くても売れないマンション（前編）

2012年9月13日公開 / 2020年4月24日更新

テーマ：マンション　高断熱　購入

コラムカテゴリ：住宅・建物

木製二重サッシ（着色バージョン）
宝塚市仁川高台　U邸　築後50年経った鉄筋コンクリート戸建住宅
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この話題を持ち出すと、立地、規模戸数、間取り、設備、管理会社の有無、それに価格も含めて色んな意見が出てきます。

新築マンションを買う段階で、将来、値上がりするか、値下がりするか考えた時に、今の時代なら値上がりすると思って買う人は少ないですね。自分たちが買う値段がどの程度維持されるかが、興味の対象ですが、新築マンションを買う時に調べられることと、予測できないことがあります。

【調べられること】
小中学校の場所と物件からの距離
＜注意点＞一度、通学路を歩いてみてください。女の子の親御さんなら道中気になる場所もあるかもしれません。
買い物施設や病院
＜注意点＞品ぞろえや、値段は要チェックです。食べ物は生活のカナメです。ただし、いつも同じところ買うのもつまらないので、車で行くところも要チェックです。病院の評判は知り合いがいれば可能です。
最寄駅までの交通手段と距離
＜注意点＞物件探しに行くときは手ぶらですが、生活しだすと、通勤かばんや買い物袋など両手にずっしりと重みがかかります。疲労度は自分で判断しましょう。

マンションを探している人がインターネットのサイトに「いま、〇○マンションの購入を検討しているのですが…教えてください」
こんな書き込みをすると、様々な意見が出てきます。このサイトには、新築マンションンの販売担当者がお客様になりすましていることが多いので、匿名の意見に惑わされないようにしてくださいね。気になる情報が出たら、現地まで出向いて自分で裏を取ればいいでしょう。

【予測できないこと】
あなたが買ってから新築される周辺マンションンの数
10～15年後に、買った値段からどの程度値下がりするか
たまたま、あなたが買って住んだ町が、若者のあこがれの街になるようなことになれば、下落幅は少なくなりますが、やはりどの程度かはわかりません。

つまり、新築を買う時点で、そのマンションが安いか高いかは判断できても、将来の中古価格は予想がつかないということです。
明日の後篇に続く。