水周りがダイノックシートで大変身!
本日、岡山県美作市湯郷のホテルに、ヒノキで造られたオーダー家具を見てきました。
先日、このコラムでもご紹介した「木工房 ようび」です。
ホームページはこちら⇒http://youbi.me/
しかも、椅子3種類、テーブル3種類、飾り棚、マガジンラック、土産物台、対面カウンターなど、全てヒノキで造られた家具がずらり。既製品はゼロ、全てこのホテルのためにデザインされたものばかりです。
実は、岡山県美作市湯郷にある高級ホテル「季譜の里」が10年ぶりにリニューアルしたのですが、その際、ロビーの家具などを「木工房ようび」にオーダーされたのです。
元々、このホテルは全館畳敷きの和風旅館で、個人、小グループ向けにコーディネートされた全国でも注目の超人気ホテルです。
実は、なでしこジャパンの主力選手、宮間選手と福元選手が働いていたホテルで、今でもこのホテルの美人女将は、なでしこジャパンと岡山湯郷ベルの応援団長です。
ホームページはこちら⇒http://www.kifunosato.com/
単発でヒノキの家具を見ることはたまにあっても、これだけの種類をまとめて見学できるチャンスはめったにありません。なので、神戸から、いそいそと駆けつけたのです。
喫茶コーナーにあった6人掛けのテーブル
西粟倉村のヒノキは普通の黄白色に比べるとはるかに白が美しい木目です。電球色の照明が当っていても白いんです。
家族連れのおもてなしのテーブルとイス
写真では見えにくいのですが、テーブルの脚は下に行くにつれて細くなるように。
また、椅子の脚は前脚と後脚でデザインが変えられていて、椅子が並んでも画一的な印象を与えないようにしてあります。
王様の椅子? こんな椅子、久しく見たことがありません。
大人ふたりが並んで座れる巨大さで、どっしりとした質感は何とも言えません。
いくら桧が素晴らしくてもそれを扱う家具職人の腕とセンスが良くなくてはこうはなりません。
手触りですべてが分かります。見えにくいところまで丁寧にサンドペーパーをかけて、木肌の滑らかさが伝わる程度の微妙な塗料を施してあります。
未だに高級家具は外国産材が幅を利かせています。でも、こんな職人さんが造った家具ならば、まさしく恒久品質ですね。
実は、日本の宝物である無垢材の色んな商品、例えば、フローリングや建具の流行を止めているのは、大多数の工務店です。
自分が出来ないからと言って、マンションリフォームには無垢材は無理だと言い切る程度の低い業者さんもかなりいます。
特に、インターネットで名前を明かさない人たちが、色んなスレッドでもっともらしくしゃべっています。あなたが、出来ないなら、ノーコメントにすればいいんです。
反らない、割れない無難な工業製品を進めておけば、クレームが来ないからという身勝手な理由では、いつまで経ってもリフォーム市場は高級ゾーンが伸びません。
いつもこのコラムでお伝えしていますが、無垢材は、冬には暖かく、夏にはべたつかないサラサラの手触り・足ざわりや健康の後押しをする木の香り成分、雑音の少ない音響効果など、マイナスどころかプラス面の方が大きいのです。
スギとヒノキのマンションリフォームのモデルルームはこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
日本人に生まれてよかったと久しぶりに感動した一日でした。