マイベストプロ神戸

宮本博文プロのご紹介

家族の「絆」を写し出す写真を撮影する家族写真館(3/3)

宮本博文 みやもとひろふみ

目指すは「ホームフォトグラファー」

 現在、写真スタジオ・栄光社のカメラマンは宮本さんの他、創業者である宮本さんのお父さん、そして、三代目になる宮本さんの息子さんの3人。「昔からお馴染みのお客様に、『3人とも写真が違う』って言われましたよ。父はかちっとした写真、私は派手で華やか、息子は素直。お客様はそれを分かった上で、『今日は三代目に頼もうかな』なんておっしゃって。でも、すごく嬉しいことですよね」。また、今年の成人式には20歳の写真の横に、20年前、宮本さんのお父さんが撮影したお宮参りの写真を合成したアルバムを作成、大好評だったとか。そんなことができるのも、この地域に根ざし、永年に渡り家族の写真を撮り続けてきた栄光社ならだからこそ。

 宮本さんは言います。「町の写真館は街の文化。なくてはならない存在にならなくてはいけません。かかりつけのお医者さんをホームドクターと言いますが、私は『ホームフォトグラファー』になりたいです」

 そんな宮本さんはこの夏、新たな仕掛けを考えています。「スタジオでの撮影もいいけど、やっぱり太陽の下のほうがもっと自然な姿を撮影できます。つまり、もっと自然な姿を記憶することができます。なので、これからはスタジオを飛び出し、アウトドアでの撮影を増やしていこうと思っています。


 栄光社の挑戦はこれからも続きます。創業者であるお父さんの志を宮本さんが引き継ぎ、そしていつの日か宮本さんの熱い思いは息子さんに引き継がれる。栄光社自身が、「家族の絆」を大切にし、「ホームフォトグラファー」として加西の町で「家族の写真」を撮り続けていくのでしょう。

(取材年月:2019年1月)

■宮本博文プロのプロフィールを見る

⇒ポートレート写真家・広告写真家・写真教室講師

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